4848.2020年8月20日(木) 藤井聡太棋聖、王位を獲得して最年少2冠

 今日も空は快晴で暑い。熱中症で搬送された患者数が、東京都内ではすでに昨日時点で7月の患者数を追い越した。新型コロナウィルス感染者と併せて、全国的に重症患者が増えている。

 コロナの感染拡大に伴い、このところコロナの重症患者数が増加傾向にある。感染者が最も多いのは東京都であるが、こと重症者に限ると17日時点で大阪府が東京都の2倍以上である。不思議なことは、重症者の判断基準が大阪府と東京都で異なることである。大阪では重症者であるが、東京なら重症者ではないという、こんな不条理なことが行われているとは些か呆れた。大阪府は、国の「重症者」の基準として、「集中治療室(ICU)」「人工呼吸器」「人工心肺装置(ECMO)」を使用している患者をそう判断しているが、東京都は「集中治療室」を使用した患者を「重症者」と見做していないという。厚生労働省では、4月に重症者の基準を都道府県に通知しており、基準に則って報告して欲しいと言っている。当然のことである。東京都には、「集中治療室(ICU)」にはコロナと感染症の患者が混在して分からなくなるとして独自の判断をしたようだが、それなりの理由は国にはっきり主張して、やはり全国的に統一された基準に従うべきだと思う。

 今日東京都はこれまでの報告に添えて、厚労省の定義基準に合った集中治療室(ICU)入室患者を重症者に含めて報告すると公表した。何だかすっきりしない。実は、東京都以外にも7自治体が東京都と同じ基準で報告しているという。どうしてこんな大事な数字を国と自治体で解釈が違うのだろうか。これでは、国と自治体がバラバラに調査を行っているような印象を与える。

 さて、昨日と今日の2日間、将棋「王位戦」の7番勝負第4戦が福岡市内で行われた。先月初めて「棋聖」のタイトルを獲得した18歳の藤井聡太七段が、木村一基王位をストレートで破り2つ目のタイトル「王位」を獲得して史上最年少で2冠となった。驚異的である。藤井七段は、この王位獲得により八段に昇格することになり、これも史上最年少である。史上最年少の2冠獲得は、羽生善治九段の記録を28年ぶりに、八段昇格は加藤一二三九段の記録を62年ぶりに破った偉業である。正に天才と呼ぶべき少年であるが、つくづく世の中にはずごい若者がいるものだと感慨深く思っている。

 閑話休題。藤井棋聖・王位にタイトル獲得で年齢的に追い越された、前述の羽生九段は我が家のごく近くの静かで瀟洒な2階建住宅に住んでおられる。一方、「ひふみん」こと加藤八段は、中学生時代は旧京都府木津町に住み、神武以来の天才少年と喧伝されていた。私は昭和13年の祝日・明治節生まれだが、ひふみんは昭和15年元旦に誕生された。おめでたいと言うべきだろうか、ともに祝日生まれである。その頃私は京都市立上桂中3年生だったが、新聞で1年下級生のひふみんの活躍を知る度に、同じ中学生ながら、すごい奴がいるなと感心したものである。その神武以来の天才を乗り越えた藤井少年には、最早名付ける言葉がない。

2020年8月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com