4845.2020年8月17日(月) 国内総生産(GDP)、年換算で27.8%減

 今日も昨日を上回るうだるような暑さだった。最高気温は昨日と同じく静岡県浜松市で41.1℃を記録した。これは2018年7月に埼玉県熊谷市で記録された国内の過去最高気温とタイ記録だった。全国で猛暑日となったのは、昨日より5都市多い264都市だった。

 新型コロナウィルスについても今日は、アメリカ・フロリダ滞在中のプロ・テニスの錦織圭選手が陽性反応を示したことが判った。

 さて、猛暑とコロナと連動して懸念されている経済活動について、今日内閣府が今年4~6月期の国内総生産(GDP)は、前期(1~3月)より7.8%減少し、3四半期連続でマイナス成長となったと発表した。これを年間に換算すると、実に▲27.8%となり1980年以降最大で戦後最悪の落ち込みである。記録的なマイナスの要因は、個人消費が大幅に落ち込んだことが大きい。特に、コロナ緊急事態宣言で外出自粛や、飲食店での支出が抑えられたのが大きかった。自動車などの日本製品の需要が落ち込んだことから輸出は18.5%も低下し、更に外国人観光客がほとんど来なくなりインバウンドが、大きく足を引っ張ったことも影響している。

 因みにアメリカでは▲32.9%、EU19カ国▲40.3%、イギリス▲59.8%だというから、コロナが世界へ与えた経済的影響がいかに大きいかが分る。こうした経済低迷の中で、昨日とんでもない話が一部の国会議員の間で持ち上がっていることを仄聞した。何と消費税値上げの話題が出たというのである。ふざけたことを言うものではない。安倍内閣になって早々消費税は2014年4月に5%から8%へ値上げされ、19年10月に8%から10%へ値上げされたばかりである。どうして政治家というのは、国民の懐具合も考えず思い付きで軽薄に値上げなどと言い出すのだろうか。それより自分たちが得ている所得に対してそれなりの働きをしているのか自問してみて欲しい。ほとんどの政治家は、給料に見合った働きをしているとは思えない。軽々しく消費税の値上げを言い出す前に自らの所得の何割かを辞退してはどうか。彼らは働かなさ過ぎる。

 安倍内閣支持率も下がりっ放しで、安倍首相の顔にも疲労の色が濃い。今日首相は慶應病院で7時間半も診察してもらったようだが、6月に同病院予防医療センターで人間ドックを受診してその追加受診のようだ。私が2週間前に受診した時と同じ施設だ。2016年私はキューバを訪れ、その1か月後に安倍首相もキューバを訪問し、キューバ革命を成し遂げたフィデル・カストロ国家評議会議長と会談した。その2か月後カストロ議長は亡くなった。笑い話のようだが、安倍首相と同じ行動を取るとロクなことはない?

2020年8月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com