4839.2020年8月11日(火) 暑い! 今年初めて40℃を記録

 ここ数日暑い日が続いているが、今日は今年初めて各地で40℃を超える気温を記録した。最高気温は群馬県伊勢崎市と桐生市の40.5℃で、埼玉県鳩山市でも40.2℃を記録した。東京都内でも青梅市で39.6℃、八王子市で39.3℃だった。この暑い盛りの中を今秋上梓予定の拙著「八十冒険爺の言いたい放題」の内容と今後のスケジュールについて打ち合わせするために、麦茶のボトルと日よけ傘を持参して、自由が丘駅前のカフェへ出かけ「はるかぜ書房」鈴木雄一社長と話し合った。

 細かい表現について、出版社として鈴木氏なりの考え方があり、特に若者の目線から分かり難い表現は極力避けたいということでいくつか例を挙げてもらった。例えば、米ソの東西対立時代について、今の若者は東西冷戦時代と書かないとすんなり受け入れないというサジェスチョンをもらった。他にもいくつかあるが、後になって読者から苦情が寄せられる表現とか、若者に理解し難い文言は極力避けた方が無難との説明を受け入れることにした。鈴木氏もよく勉強しているのに感服した。

 その打ち合わせの折に、表紙のデザインについて話した。すでに私の希望を伝えていたが、偶々友人で「プレイボーイ」誌日本語版のデザインを何度か描かれている近藤總さんの話をしたところ、鈴木氏は拙著の表紙をそのような素晴らしいデザイナーに描いてもらえれば、書籍としても格調高く、立派なものになるという話だった。鈴木氏が近藤さんにお願い出来ないだろうかということから、帰宅後「善は急げ!」とばかりに早速ハガキで近藤さんにお願いしたところである。

 文章全体は徐々に体裁を整えてきているが、推薦文として椎名誠氏にお引き受けいただき、表紙絵もこの道の練達の士に描いてもらえれば文句のつけようがないと思う。はてさて、近藤さんが唐突で無理な申し出を引き受けてくれるだろうか。

 さて、終戦記念日が近づいてくるに従い、終戦当時の旧日本軍の戦いぶりと敗戦の様子がメディアでいろいろ紹介されている。今日の朝日夕刊には小笠原諸島周辺海域に沈んだ旧海軍船の写真が掲載されている。もう40年ほど以前に南太平洋のガダルカナル島、ブーゲンビル島、ラバウル、中部太平洋諸島のパラオ、トラック島を訪れ周辺の海域にしばしば素潜りで沈没船の中まで入り込み、深刻に考え込んだことがあった。今戦時中のことについて思いを致すと、幼かったころに実際に戦闘機の脅威や、防空壕内の寒々とした空気が思い出される。同時に大人になってから知った戦争現場での戦争の臨場感が同じように恐怖感とともに想い出される。

 核兵器保有国と非保有国との橋渡しをしたいなどと言い続けて、一歩も前へ進めない安倍政権には、誰も戦争を知った閣僚がいない。口先だけの平和である。政治家はもっと戦争の実態というものについて学ぶ必要がある。そうでなければ、彼らの言うことはすべて絵空事でしかない。

2020年8月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com