4812.2020年7月15日(水) 沖縄米軍基地内でコロナ感染者急増

 去る10日アメリカ軍沖縄基地から新型コロナウィルス感染者が現れ、衝撃的なニュースとして伝えられたが、その後も基地から感染者が報告され、今や大きな注目を集めている。今後沖縄県民の間に感染した事実が分かると大きな問題になる。

 折も折今日キャンプ・ハンセンで新たに36人が感染して、アメリカ軍基地の感染者は136人となった。このところ急激に拡大しているようで、アメリカ軍の対応には気が許せない。進んで日本側に深刻な事態を伝えようとしないことである。どうしてアメリカという国は、コロナに弱く無対策で無責任なのだろうか。沖縄で流行した例を検証すると、アメリカ本土から直接日本の民間空港へ入国した場合は空港でPCR検査があり、そのうえ2週間に亘り身柄を拘束される。ところが、米軍機は直接普天間基地や、他の国内米軍基地に到着するとそのまま無検査で基地内に居住することになる。

 日米地位協定の大きな抜け道である。沖縄の各基地には現在米軍人、家族、軍属合せて約5万1千人がいて、その内基地内に3万6千人、基地外に1万5千人が生活している。基地内に居住するアメリカ軍人が沖縄の各市内へ出かけるのは自由だという。しかも基地内には約9千人もの日本人労働者が働いている。アメリカから検査を受けずに沖縄の繁華街へ入り込むことが可能であり、基地内の日本人労働者が基地内で感染して市内へ出て来ることも考えられる。そこは韓国の米軍基地とは異なる点で、韓国ではすべての米軍人がきちんと検査を受けてから入国しているようだ。日本政府の甘い点である。心配なのは、今日連絡があった36人の感染者が、沖縄市内で濃厚接触していないかどうかということである。

 東京都では、このところ感染者数は不規則ながら100~200台を行ったり来たりで、今日も165人の発症が確認された。また、全国的にも感染者は453人を数え、緊急事態解除後最大となった。第2波が襲ってきたのではないかと懸念される。今日東京都では専門家の分析をもとにモニタリング会議を開き、感染が拡大していると判断して4段階ある警戒レベルの内最も深刻な表現に引き上げ、小池知事は夕方の記者会見で「感染拡大警報」と書かれたボードを掲げて注意を喚起した。また、同時に中川日本医師会会長も「対策再強化宣言」のボードを高く掲げていた。

 さて、「令和2年7月豪雨」による西日本地方の豪雨の影響が中部地方から北陸地方へ及んで、すでに今日までに77人が亡くなっているが、関東地方も小雨だが連日やられている。今日も午後小雨が降っていたが、毎日習慣になったウォーキングを続けるべく、いつもの駒澤公園ではなく銀行に定額給付金10万円が振り込まれたかどうか、チェックに出かけた。案の定まだ入金されていなかった。あまりにも遅いので、世田谷区役所のネットにアクセスしてみると、世田谷区内の全世帯数は49万2千世帯だが、13日現在で45万1千件の申請に対して支払い処理数が26万件で、支払処理率が57.6%であることが分った。つまりまだ半数しか処理出来ていないということである。あと1か月ぐらいかかるだろうか。それでもまぁ様子が分かって良かった。のんびり待つとするか。

2020年7月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com