4778.2020年6月11日(木) 麻生財務相は世渡りがうまいのか、よほど優秀なのか?

 今日関東甲信越地方も梅雨入りとなった。すると午前中は日が照っていたが、午後遅くなって雨が降り出してきた。今週いっぱいは東京も雨にやられそうだ。

 さて、今日東京都は「東京アラート」を解除することを決定した。ロードマップ上の「ステップ3」も解消され、カラオケ店など接触の多いと考えられているビジネスも営業再開となる。ただ、これで新型コロナウィルスが終息したわけではない。油断するとすぐ第2次感染、第3次感染が襲って来る可能性がある。まあ、それでも気持ちの面でホッとしている。

 ついては、放言政治家としてつとに知られている麻生太郎・副総理兼財務大臣が、また軽薄な発言をして注目されている。この御仁は、無知、心的アンバランス、感覚ずれ、不注意、ノーテンキなど精神面の弱さのせいか、普段からつまらない放言が多すぎる。かつて総理大臣を務め、今では安倍首相に次ぐ政治的地位に7年間も留まっているのだから、もう少し言動に慎重であるべきであるが、どうも口にチャックを付けることが出来ないようだ。

 今回は「国民の民度」の点で、物議を醸している。4日参議院の財政金融委員会で日本の新型コロナウィルス感染症による死者数が他の先進諸国に比べて少ないと指摘した後で、それは国民のレベルが違うからだと述べた。こういう不遜な言い方が、周辺の国々に良い印象を与える筈がない。

 この人の放言を挙げたらキリがないが、今年1月にも「2千年の長きにわたって1つの民族が続いている国はここしかない」として、大和民族を誇りとしてそれ以外のアイヌ民族を日本人でないような発言をして後始末に追われたことがある。

 その他にも終末期医療に触れて「さっさと死ねるようにしてもらうことを考えないといけない」とか、少子高齢化については「年を取ったやつが悪いみたいなことを言っている変なのがいっぱいいるが、それは間違い。子どもを産まなかった方が問題」。また、憲法改正を巡りこんなことまで喋った。「ある日気がついたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。あの手口を学んだらどうかね。わーわー騒がないで」。拾い上げたら枚挙に暇がない。もうメチャクチャなのである。

 この恥知らずで高慢な大臣は、4日の発言の後9日に野党議員から反省を促されたが、逆に死亡率の低さを挙げて「間違いなく誇るべき数字。韓国と一緒にせんでくださいよ。強制力なく、みんなで自主的にやったところが一番すごい。要請しただけで国民が賛同し頑張った。国民として極めてクオリティーが高い」と日本人を褒め称え、益々意気軒高としていたらしい。この愚かな大臣には最早つける薬がない。

 麻生大臣は、時折漢字を読めない時があるが、それでも長期間大臣の中でも最も厳しい財務大臣を務めて来られたのは、何故だろうか。かつて、麻生氏が読めなかった漢字に「有象無象」があった。この「ウゾームゾー」を「ユーゾ-ムゾー」と呼んでも日本の財務大臣にはなれるということか。

 こういう空気を読めないような人物が日本の金庫番を務めているのだから、日本の借金が減らないのも無理はない。

2020年6月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com