4756.2020年5月20日(水) 夏の高校野球も中止、ついボヤキが出る。

 夏の全国高校野球大会が、今日正式に中止と決まった。各球技とともにほとんどのインターハイが中止となり、夏の風物詩として注目されていた高校野球が春の選抜大会に続いて中止と決まったことは、全国の高校野球ファンにとって辛いことである。母校・湘南高も戦後まもなく全国初制覇を果たし、一時中学時代に通学していた平安中の付属高も夏は3度、春1度優勝しており、何かと思い入れの強い高校野球だが、新型コロナウィルスの影響では諦めるより仕方ないだろう。高校野球連盟では、悩みに悩んで決定を今日まで伸ばした。しかし、地方によってはそろそろ予選トーナメントも行わねばならず、中止決定は断腸の思いだったようだ。

 一方で、やはり新型コロナウィルスの影響を受け、長期休校が続く学校関係では、このままでは学校が9月まで再開されないのを機に、現状の4月新学年を半年ずらして9月に変えたらどうかということに賛否両論がある。まだ、9月新学年開始が決まったわけではないが、昨日文部科学省は、仮に9月入学に関して来秋から導入した場合を想定して、新入学1年生の対象範囲の区切り方について2案を例示した。第1案は、2021年度の新入生のみ1年間を17か月分に延長することである。第2案は、1学年の誕生日を1か月ずつずらしながら9月入学にして、5年間は新入生が13か月分学ぶことにする。問題が沢山あり、今年は準備期間もなく、やるとすれば来年度からになるが、特定の学年の人数が増えたり、教員も不足するなど問題も多いが、文科省としては実施する、しないに拘わらず早めに準備を進めるということのようである。

 さて、日本国内ではコロナ感染者の勢いが落ちて、現在緊急事態宣言が継続中の8都道府県の内、関西の大阪、京都、兵庫では感染率が最近0.5以下に下がって来た実態を受けて近日中に解除を行うのではないかと考えられている。その一方で海外では、一部の国、地域には感染者の数が急速に増え続けているところがある。中でもこのところブラジルで感染者が25万人を超え、増加に歯止めがかからない。そこには、人命より経済優先を言い、国民に外出を促し、ウィルスを軽視する姿勢を取り続け、外出自粛を求める州知事らと対立して政治的混乱を深めているボルソナーロ大統領の存在がある。感染者数は、アメリカ、ロシアに次ぎ、昨日イギリスを抜いて第3位にまでなった。国内で捜査妨害疑惑から弾劾まで取りざたされている大統領が、このままコロナ路線に沿って進もうというのだろうか。

 なお、空港閉鎖や航空機減便などで不況に襲われるようになった航空業界で、これまでも業績不振が続いていたタイ国際航空が、会社更生法の手続きを進めるとタイ政府が公表した。観光業界全体がパンチを食っている。NHKによれば、昨年4月の外国人入国者は292万人だったが、今年4月は僅か2,900人、99.9%減にまで落ちてしまった。今日生保に務めている後輩から電話をもらったが、6月いっぱいは会社からブレーキがかかり自宅で電話によるセールス活動をやっているという。営業職で歩合給なので、外に出なければ稼げない。会社から固定給をもらっているが、ほんの僅かで子どもの教育費にも不足する金額だという。

 影響を受けない我々年金生活者でもついボヤキが口を突いて出る。いつになったらコロナは終息するだろうか。

2020年5月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com