一昨日の出版記念会について多くの友人から感想や賞賛の言葉をいただいた。ほとんど好意的に、やれ良かったとか、やれ大成功だったとの温かいエールをいただくのはやはり嬉しいものだ。昨日に引き続き今日も特にお世話になった30名の知人、友人にお礼の言葉を送った。また、森喜朗元総理や、お出でいただけなかったが祝電やお花まで贈っていただいたジョン・フリッツ・ミクロネシア連邦駐日大使にお礼の手紙を書き送ったところである。
日本ペンクラブ会員でありながら、プロカメラマンとしての肩書もある西原健次さんは、アシスタントの女性とともにスチールカメラで撮りまくってくれていたが、今日傑作が納められたそのUSBを送っていただいた。やはりカメラのプロだけあって、よくぞこれほどと思うくらいあらゆる角度からの多彩な写真が収められている。中に手紙が添えられていて、森喜朗元総理の熱情について西原さんなりの気持ちが滔々と綴られていた。森さんがスピーチされた時に傍で伺っていて想像以上に森さんのミクロネシアに対する熱い思いを感じていたが、西原さんも森さんの熱情に感動したと言っておられる。
特にはっきり言って天皇・皇后両陛下のミクロネシア巡拝が来年には戦後70年を迎えようというのに、未だ実現しない。そして両陛下は来年パラオに巡拝される。その大きな原因は、ミクロネシアにはハード面の受け入れ施設の点で不十分であると考えているが、森さんもその点を分かっておられて、そこをズバッと突いて「天皇が泊まれるホテルを作らないといけない」と仰った。確かにミクロネシアには、デラックス・ホテルと呼ばれるのはたった1軒しかないが、それとて両陛下が宿泊されるには設備や安全性等に問題があり、大勢のお付きの人々や報道陣のための宿泊面などを考えるととても無理だ。それを森さんははっきり指摘された。
森さんには5分程度のご挨拶を予定していたが、何と情熱は止まず30分近くに及んだ。それだけに来賓の方々も心を打たれたようだった。ご挨拶された方々のお話は、やや失礼な言い方になるがすべからく傾聴に値するもので、感銘を受けた人が多かったようである。これが、全般的に出版記念会の評価が高かった原因ではないかと考えている。いずれにせよ今回の出版記念会では良い思い出だけをいただいた。