今日は千葉市民会館で「いきいき大学」教養文化教室の講演を行った。一昨年、昨年に引き続き3回目である。今年も昨年と同じようなテーマ「世界遺産と旅の楽しみ方」についてパワーポイントを使ってお話をした。この講演は昨年すでに決まっていたが、今年7月に幹事さんが急逝されて会長さんが慌てて連絡をくれたのが9月に入ってからである。幹事さんには8月に拙著も送り、またよろしくと手紙を書いたばかりだった。「いきいき大学」理事会の帰りの車の運転中に心臓発作を起こして亡くなられたと驚くような話を伺った。車は対向車線に飛び出したが、幸いにして他人に被害を与えることにはならなかったようだ。それにしてもドラマチックな話を伺い、改めて野球好きだった幹事さんの生涯を想った。享年80歳である。
受講者は200余名で大分熱心に耳を傾けてくれた。後で会長以下理事の皆さんから昼食をご馳走になった際感想を承ってみると旅行経験の豊富さに敬服したことや、実体験に即した話で理解し易かったこと、パワーポイントのスライド画面が良くできていることなどについて評価していただいていることを聞いた。まだまだパワーポイントについては、努力次第で良い画面を作ることができるので、来月武蔵野商工会議所での「南太平洋の剛腕投手」をテーマにした講演会で、更に洗練されたスライド構成にしたいと考えている。
さて、昨日の沖縄県知事選は、新人の翁長雄志・前那覇市長の完勝だった。現職・仲井真弘多氏に対する得票比率は、36対26である。現職を破った新知事・翁長雄志氏は、米軍普天間基地の辺野古への移設反対で県民の圧倒的支持を集めた。これから翁長氏はその阻止のため権限を行使すると言うが、それは極めて難しいと思われる。今朝の朝日社説は「辺野古移設は白紙に戻せ」と訴えているが、翁長氏が今後支持を受けた民意を背にどうやって政府を切り崩していくのか。翁長氏の手腕が問われる。