今年のお歳暮品を購入するために新宿へ向かう途中で新宿エリアに入り甲州街道から新宿インター出口と合流する個所で後ろから付いてきた白バイに右折したら、すぐ停車するよう命じられた。一瞬まさか自分が停車を求められたとは思わなかったが、サイドミラーで見ると直ぐ後ろを白バイが付いてくるので、これは自分のことと思い停車した。
警視庁交通機動隊の者と名乗ったうえで私の車は信号無視と言われ、その場で素直に機動隊員の言う通り従ったが、どうも腑に落ちず釈然としない。助手席には妻も乗車していてそのスポットが複雑な交通信号になっていたとは今まで気がつかなかったと言っていた。これまでに何度も通ったのに、そんな細かい信号になっているとはついぞ知らなかった。いつも安全運転には充分注意しているつもりなので、言い訳がましくなるが、誰でも分かるようなもう少し分かり易い信号表示にして欲しいと思う。信号を見逃してしまったあのスポットで、果たして機動隊員の説明するようにすんなり分かるドライバーがどれほどいるだろうか。
少年のような優しい感じの機動隊員ではあったが、もし信じられないならその場へ引き返し、そこの信号について説明するとのアドバイスだった。時間もないし言う通り納得することにした。
それにしても、昭和36年に免許証を取得してから模範ドライバーとしては初めて交通違反キップを切られるという失態をやらかしてしまい、運転歴に汚点をつけたということになる。もらった点数は2点で、これはこのまま無事故なら2ヶ月後(?)には消えると言っていたが、反則金9千円は12月1日までに支払うよう振込用紙までもらった。
半世紀以上に亘って車を運転し、欧米でも何度かドライブしたが、反則キップをもらうとは自分でも思いがけない事件となった。しかし、後期高齢者にもなって若者がもらうような反則キップをもらうようでは、可愛い年寄りとは言えないということになるのだろうか。今日11月22日は「いいふうふの日」というのだそうだが、夫婦揃って乗った車が交通違反を犯したというのでは洒落にもならない。
まあ今日は運が悪かったと諦めるより仕方あるまい。天から与えられた安全のための警告と受け止めることにしたい。