2752.2014年11月25日(火)最近頻発する地震は大丈夫だろうか。

 先日長野県北部地方で地震が発生したが、その後も余震が続いて住民のほとんどが避難している。この地方の地震はこれまで各地で発生した地震とは異なり、家屋は全壊と半壊を含めてかなりの被害を蒙っているが、死者が1人も出ていない。そこには2つの理由があるようだ。

 ひとつは、雪国にあるこの地域の特徴である家屋の建築方法によるようだ。崩れても完全に崩れるのではなく隙間ができる仕掛けに成っていたため、その隙間にいて助かった人がいた。

 もうひとつは、隙間で動けなかった人を、近所の人々が車のジャッキなどを使って助け出した例に見られる。これを効果的にしたのは地域住民の互助精神と日ごろより誰がどこに居住しているという情報を自治会が把握していたことだった。

 一般的に都会では昨今近所づきあいがなおざりにされ勝ちであるが、住民のチームワークが緊密である地方だからこそ、修羅場で力を発揮したと言えるのではないだろうか。

 その震源地に近い白馬村ではJR大糸線が寸断され、余震も依然として激しくいろいろ厳しい情報が伝わって来る。その白馬村では学生時代に毎冬スキー合宿を行っていた。田中さんと仰る学校の先生のお宅へ民宿させてもらい、毎晩田中先生のご家族を囲んで四方山話に熱中し、毎日温かく楽しいスキー合宿をやった。あれから半世紀以上経ったが、今ではご夫妻は亡くなり現在ご長男と年賀状の交歓をして、白馬地方の情報を得ている。

 あのスキー村で村人が毎日余震に怯えていると知り、村人たちのことを思うとどうにも気持ちが落ち着かない。学生時代の楽しい思い出を作ってくれた白馬村は、今スキーシーズンを控えてスキー客受け入れができるのかどうか難しい判断を迫られ、それがまた村の盛衰にも影響してくる。

 それにしても最近各地で地震が頻発している。こんな危険な状況で多くの反対の声を押し切って原発を再稼働することは大丈夫なのか。そして万が一第2の福島原発事故が発生したら、誰がどういう責任を取るのだろうか。あ~ぁ 怖い 怖い。

2014年11月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com