4607.2019年12月23日(月) 今年から今日は祭日ではなくなった。

 今日は上皇陛下86回目の誕生日である。昨年までは天皇誕生日として祭日だった。60年前の4月10日美智子上皇后と結婚されて、しばらくの間ミッチー・ブームが流行していた。終戦後しばらくは戦前の堅い空気が流れていて、当時昭和天皇はご性格のせいもあったと思うが、笑顔をあまり見せられず何か厳めしい印象が残っている。しかし、上皇が平成天皇となられてからは天皇・皇后両陛下がいつも国民に笑顔をお見せになり、ぐっとアットホームな感じになり、国民との距離もずっと近づいたと思う。そういう意味では上皇・上皇后の存在は、皇室と国民の距離をぐっと近つけたのではないかと思う。

 今年5月から新しい年号「令和」がスタートし、天皇即位に伴った伝統行事は一部を残してほぼ終了した。今宮内庁が悩んでいるのは、毎年正月2日に恒例の新年一般参賀でガラス張りの長和殿ベランダに、天皇・皇后両陛下とともに上皇と上皇后がお出ましになられるかどうかのようだ。今日のエンタメ番組では、やはり上皇・上皇后の人気は圧倒的で、新年に天皇・皇后両陛下と並んでお立ち台で手を振っている元気なお姿を見たいという声が多かった。

 今年の一般参賀では、ベランダに最後のお出ましとして手を振られた回数は、予定の5回を超えて7回だった。それも国民への最後のご挨拶ということから天皇ご自身が希望されて2回分増やされたという。それほど国民から信頼されている上皇であるが故に、ご健康状態が許すならば、ベランダからお手を振っていただきたいと国民は願っていると思う。

 そんな時不謹慎にも大チョンボ・ニュースが流れた。チョンボを犯したヤフーによると、今日午前9時過ぎから正午前にかけて国内の株価情報が表示されず、休場扱いになっていた。今日12月23日は昨年までは国民の祝日である天皇誕生日だったが、新天皇即位により今年は平日となった。この間違いにヤフーの社員が漸く気付き、復旧作業を行って株式情報を伝えたという。上皇に対しても失礼だと思う。ネット情報提供者にしては、少々迂闊でお粗末だと思う。

2019年12月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com