4600.2019年12月16日(月) 安倍政権への不支持が支持を上回る。

 人気下降中の安倍内閣であるが、共同通信が一昨日、昨日の2日間に行った世論調査では、ついに安倍内閣不支持が僅かではあるが支持を上回った。第2次安倍内閣発足してから数回不支持者が上回ったことがあったが、ほとんど支持者が不支持者を上回っていた。しかし、ここへ来て「桜を見る会」の不始末とその不手際な対応や、閣僚辞任、大学入学試験延期、辺野古基地海上埋め立て問題やらで不満が噴出して不支持者が上回ったの。2012年の内閣発足時には、一時70%を超える支持率があった。だが、徐々に下り坂に入ったが、それでも支持者がやや多かった。それが昨今の政権の無責任な対応により支持者がどんどん低下して42.7%まで下がったのに対して不支持者が43.0%となりついに支持者を追い抜いてしまった。

 今安倍首相には溌剌さと謙虚さが欠けている。憲法改正も首相自身が総理在職中に成し遂げたいとの気持ちばかりが先行して思うようメドが立たず、自民党の内規である総裁3選を再び延長して総裁に4選されたところで、現状では憲法改正の可能性が低くなってきた。流石にモリカケ問題や花見のウソを誤魔化してすり抜けてきた安倍首相も、これ以上国民を欺き続けることは難しくなった。誤魔化し嘯く安倍さんもいよいよレイムダック状態か?

 さて、近年ロシアでネットの監視が厳しくなったらしい。インターネット上で言論と表現の自由の監視や、規制を強める法律が、相次いで施行されている。ロシアは海外から国内へ簡便なコンタクトでロシアにとって不利益、不都合な情報が国内に入り込むことを警戒したことがそもそもの始まりである。海外からサイバー攻撃に対する防衛策として海外から遮断出来るようにした主権ネット法なる法律が実施され、それがその後運用によっては特定のサイトへの接続も遮断することが可能になった。

 ロシアはこれに便乗して大統領を含む政府機関をネット上で侮辱したり、フェイク・ニュースを禁じた法律を成立した。これについては、ジャーナリストの団体が強く抗議したが、実施された。ロシアも北朝鮮と中国と同じ「人権無視」路線へ入った。いずれも言論を抑圧し、民主化を無視する似非社会主義国家の本質である。

2019年12月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com