4565.2019年11月11日(月) 日本の皇室とタイの王室

 ホームページを開いたときに、ちょっと手振れしてブックマークの日本ペンクラブ会員であり、かつカメラマンでもある穂高健一さんのホームページを開けてしまった。そこに見たのは、2009年8月5日に小中陽太郎さんを中心とする「ヨタロー会」で南千住の老舗うなぎ屋「尾花」で集まった時の情景だった。今年6月に小中さんも私もペンクラブ理事を辞めた。私が写っている写真も2枚ほどあって随分懐かしく思ったが、その中に私を慶應ラグビー部OBと紹介しているが、それは間違いで慶應ではなく湘南高校ラグビー部OBである。ちょうどそのころつい先ごろ開催されたラグビー・ワールドカップの日本開催が決定した。当時としては、まだ大分先のことで話としてやや盛り上がりに欠けていると書かれていた。案に反して今月終わったワールドカップは日本国中で大盛り上がりだった。

 さて、昨日行われた「祝賀御列の儀」はNHKテレビで全国放送され、関心の高さは飛びぬけ平均で27.4%という高視聴率だった。それはワールドカップの決勝トーナメント、日本対南アフリカ戦と同じである。今日も各テレビ局のエンタメ番組では、いろいろな角度から取り上げていたが、特にお祝いの挨拶をした中学生の芦田愛菜さんや、奉祝曲を歌ったアイドル・グループ「嵐」が好評だった。

 海外では日本の皇室とも深い親交のあるタイ王室で、穏やかならぬ事態になっている。故プミポン前国王に比べて今ひとつ国民から信頼されていないワチラロンコン国王が、5月にスティダ王妃と4度目の結婚をし、シニーナト妃から事実上の側室の称号をはく奪したと伝えられた。

 タイでは今年2月にも現国王の姉、ウボンラット王女が、現軍事政権と対立していたタクシン元首相派の国家維持党が次期首相候補に王女を擁立することについて、国王は王女の候補擁立を「不適切」だとして反対する意向を示した。これを受けて王女は立候補を断念した複雑な事情がありタイ国民を驚かせたばかりである。

 各国、また各王室ともそれぞれの事情を抱えていることと思うが、国民にとっては不祥事や、不愉快な事象は歓迎される筈がない。その意味では、日本の皇室は清潔で好感を持てる。天皇・皇后両陛下を始め皇室の方々も国民から好感を持たれている。その点では、国民にとって現行の皇室制度は今では国民の間に制度として根付き、慕われていて誰も不満を言うような人はいない。ある意味で平和のひとつの象徴と言ってもいいのではないだろうか。

2019年11月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com