4549.2019年10月26日(土) 日本人の反中感情は、中国人の反日感情より強い。

 日韓両国間の関係が思わしくない状態が続いていて、22日に行われた天皇「即位礼正殿の儀」には韓国から文在寅大統領ではなく、№2の李洛淵首相が来日され出席された。李洛淵首相は24日に安倍首相と会談したが、その折李首相は文大統領の親書を安倍首相に手渡し、韓国も日韓基本条約と日韓請求権協定を尊重し、遵守してきたと述べた。安倍首相は韓国大法院が日本企業に元徴用工への賠償を命じた判決に対して、明確に国際法に違反していると批判した。従軍慰安婦問題についても日韓請求権協定では解決済の筈であった。しかしながら、李首相の言う日韓請求権協定を順守したとの発言や、行政と司法の判断の違いなどは、日本のみならず国際社会でも到底受け入れられない解釈である。日韓の言い分には相変わらず大きな認識のへだたりがあり、これを今後両国がどう解決へ向けて話し合いを進めるかということが大きな課題である。今の両国の考えから察すると前途多難と言わざるを得ない。

 一方、日中間にも相変わらずぎくしゃくした空気がある。NPO「言論NPO」が日中関係に関する日中共同の世論調査の結果を発表した。中国の印象について「良い」、「どちらかと言えば良い」と答えた日本人は、僅か15%(昨年13%)で3年連続で改善したものの「良くない」「どちらかと言えば良くない」と答えた84.7%(昨年86.3%)を大きく下回った。他方、日本に好印象を抱く中国人は、2005年調査開始以降で最高の45.9%(昨年42.4%)に増加した。これには、香港デモ報道から中国の実情を知らずにメディア報道による中国の悪い事象が過大に伝えられた結果ではないかと専門家は見ている。日本人の見る中国観がやや過剰のような印象を受ける。

 さて、昨日襲った台風21号が千葉県を中心に東日本に甚大な被害を与えた。12日の19号で堤防が決壊し、その修復中にまた同じ個所が決壊して、被災者は泣くに泣けない状況である。千葉県だけで9人の犠牲者が出ている。先月の台風15号、19号、21号と大型台風が3つも襲った。今までにない台風のラッシュである。やはり地球温暖化による気象変動が相当影響していると思う。この様子だと来年以降が心配である。

 今日行われたラグビー・ワールドカップ準決勝戦のひとつ、2大会連続優勝して今大会3連覇を目指していたニュージーランド対イングランド戦は、予想に反対してイングランドがニュージーランドを19-7で破った。ところが、NHKのテレビ実況中継に釈然としない印象を持った。NHKの中継は後半25分辺りで時間切れでイングランドの最後のペナルティ・ゴールもノーサイド・シーンも見ることが出来なかった。改めて新聞のテレビ欄を見ると「6:44以降サブchで放送継続」と書かれていた。有料視聴者を舐めている。サブchなるものを知らない者に対して少し無責任ではないかと思った次第である。明日は民放が放映するが、これほど不親切で無責任なことはしないだろう。

2019年10月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com