4516.2019年9月23日(月) スポーツの秋たけなわ

 今日は秋分の日である。台風17号の影響で風は強いが、かなり気候は過ごしやすく秋らしくなってきた。今日もラグビー・ワールドカップ、ウェールズ対ジョージア戦が行われ、ウェールズが勝った。

 昨日の日曜日もラグビーに明け暮れた1日だった。特に、日本と同じA組の世界1位のアイルランドが7位スコットランドを倒したゲームが興味深かった。結局27-3でアイルランドが勝ったが、日本はこのアイルランドと28日に対戦する。手ごわい相手だが、まったく勝てる見込みのないチームでもないと思うので、期待したいと思う。昨日は連休真っ只中の日曜日というせいもあり、他にスポーツで話題となる結果がいくつかあった。

 大相撲千秋楽では、優勝決定戦が行われ関脇同志の決戦となり、御嶽海が貴景勝を破り2度目の優勝を飾った。女子テニスでは、東レ・パンパシフィック・オープンで大坂なおみ選手が初優勝した。大坂選手にとっては今年1月全豪オープン以来の優勝である。日本選手がこの大会で優勝したのは伊達公子選手以来24年ぶりである。女子ゴルフでは、渋野日向子選手が前日までに首位に8打差をつけられていたが、見事に逆転勝ちをした。渋野選手にとっては8月に全英女子オープンに初制覇後初のツアー優勝である。以上は皆若い選手が活躍して成し遂げた優勝である。

 昨日の本項で若者が政治的関心に欠ける点を嘆いたが、このスポーツで見せた若者の勢いとバイタリティを政治的、社会的関心の面でもう少し示すなら、頼もしい存在になると思う。

 さて、昨日ニューヨークで国連気候行動サミットを前に、気候危機への対策を求める世界一斉デモが行われたことを取り上げたが、今日サミットに出席した小泉進次郎・環境大臣がスピーチを行った。初めてのサミットでもあり、具体的な決意事項はなかったが、地球環境汚染防止に対して前向きとは見られていない日本としては、小泉環境相の発信力がどこまで国際政治の場でアピール出来るか、注目されるところである。スピーチの中で行きがかり上だったが、‘sexy’などと軽薄な言葉を使っていたが、足元をすくわれる恐れがある。充分気を付けるべきである。

 今ブラジル・アマゾンの森林火災が環境問題として大きく取り上げられている時に、インドネシアのスマトラ島とボルネオ島の森林火災の塩害が深刻な影響を及ぼしている。排出された有害物質で死者も出ている。両島併せた焼失面積は東京都の全面積の1.5倍にあたる。塩害はマラッカ海峡を越えて隣国のシンガポールや、マレーシアにまで及んでいる。これはアマゾンの森林火災と同様、油ヤシ農園の開拓のために繰り返された野焼きが原因である。この他に二酸化炭素の排出による地球温暖化が進み、今や地球温暖化は留まるところを知らず、大気温度は年々上がる一方である。今日から開かれる気候行動サミットでどこまで効果的な対策が打ち出されるだろうか。

2019年9月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com