2798.2015年1月10日(土) パリのテロは人々の心にしこりを残さないか。

 一昨日からフランス中を恐怖のドン底に陥れていたイスラム過激派の2人の兄弟が、朝起きてテレビのスイッチを入れると数時間前にすでに射殺されていた。他にも彼らと連携を取っていたと思われるアフリカ出身の過激派の男が、警察特殊部隊と撃ち合いの末射殺されて漸く事件は納まった。

 しかし、兄弟と連絡を取っていたと思われるアフリカ系の男は、その前に婦人警官を殺害し、そのうえ4人の人質を殺してしまった。兄弟が確保していた人質は幸い脱出することができたが、3人のテロ犯人の他に17人もの犠牲者を出す、近年稀に見る残忍な事件になってしまった。

 3人の犯人はそれぞれ世界中に恐怖をまき散らしているイスラム過激派アルカイーダと関係があると見られている。特に妻子を持つ兄の方は、アラビア半島イェーメンでアルカィーダの特殊訓練を受け、殺害された週刊誌編集長はアルカィーダの暗殺対象人物に指名され、兄はその指令を受けたと言われている。私自身1968年1月イギリスから独立直後のアデンを訪れ、イェーメンの環境や空気を多少なりとも皮膚感覚で知っているだけに他人事とも思えない。

 今日はテレビのニュースでも、特集番組でもこのパリ・テロ事件で持ちきりである。

 今心配されているのは、このテロ事件でイスラム教は危険な宗教で、手当たり次第イスラム教徒以外の人間を簡単に殺すと思われることと、今後移民に対する目が厳しくなり、どこの国も海外から多民族を受け入れることに二の足を踏むことになるのではないかということである。

 こうして、ごく普通に気持ちの通い合った人間同士が、少しずつ怨嗟と憎しみを増し対立が深まっていくことが心配である。

 一昨日からフランス中を恐怖のドン底に陥れていたイスラム過激派の2人の兄弟が、朝起きてテレビのスイッチを入れると数時間前にすでに射殺されていた。他にも彼らと連携を取っていたと思われるアフリカ出身の過激派の男が、警察特殊部隊と撃ち合いの末射殺されて漸く事件は納まった。

 しかし、兄弟と連絡を取っていたと思われるアフリカ系の男は、その前に婦人警官を殺害し、そのうえ4人の人質を殺してしまった。兄弟が確保していた人質は幸い脱出することができたが、3人のテロ犯人の他に17人もの犠牲者を出す、近年稀に見る残忍な事件になってしまった。

 3人の犯人はそれぞれ世界中に恐怖をまき散らしているイスラム過激派アルカイーダと関係があると見られている。特に妻子を持つ兄の方は、アラビア半島イェーメンでアルカィーダの特殊訓練を受け、殺害された週刊誌編集長はアルカィーダの暗殺対象人物に指名され、兄はその指令を受けたと言われている。私自身1968年1月イギリスから独立直後のアデンを訪れ、イェーメンの環境や空気を多少なりとも皮膚感覚で知っているだけに他人事とも思えない。

 今日はテレビのニュースでも、特集番組でもこのパリ・テロ事件で持ちきりである。

 今心配されているのは、このテロ事件でイスラム教は危険な宗教で、手当たり次第イスラム教徒以外の人間を簡単に殺すと思われることと、今後移民に対する目が厳しくなり、どこの国も海外から多民族を受け入れることに二の足を踏むことになるのではないかということである。

 こうして、ごく普通に気持ちの通い合った人間同士が、少しずつ怨嗟と憎しみを増し対立が深まっていくことが心配である。

2015年1月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com