2802.2015年1月14日(水) 「大阪都構想」一歩前へ

 新宿で1年ぶりに元同僚の隅野さんと、2カ月ぶりに同じく元同僚の八木さんと昼食をとった。3人とも在職中は助け助けられながら同じ時期に同じような仕事をしていたので、話がよく合う。しばらくぶりにリラックスして同じレストランに約4時間も粘っていたので、随分邪魔者になっていたのではないかとお店に申し訳ないような気がしている。

 さて、大阪都構想が一歩進んだ。「日本維新の党」の橋下徹・大阪市長は、持論である大阪都構想実現のための、公明党との話し合いがつき、公明党が大阪都構想に賛成することになった。これにより両党で大阪府及び大阪市議会の過半数を占めることから都構想法案可決が確実と見られ、その後に住民投票を行い、住民の審判を受けることになった。

 この結果、来る5月に大阪府民と市民にとって自らが「大阪都構想」に関する意思表示をする機会が訪れることになった。ありていに言えば、自治体としての大阪が東京と同じような行政組織になるということである。これまで大阪市と大阪府がダブった行事を行う二重行政の無駄が度々指摘されていた。これを一本化して無駄をなくそうというのが、就任当初から橋下氏が主張していたことである。大阪都構想が実現すれば大阪市は消滅し、その後にいくつかの特別区ができる。どちらが優れているとは一概には言えないが、住民が決めることにより、結果責任を持つことになる。全大阪府民が5月までの間に充分自分たちの権利や義務、更には生活上の利便性などを熟慮して後顧の憂いなく住民投票に備えてもらいたいと思う。

 それにしても橋下氏のやることは、住民の意見を充分斟酌せずに、あまりに短兵急にやり過ぎることであり、その点が些か心配である。

2015年1月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com