4366.2019年4月26日(金) 世田谷区議選で共産党と国民民主党の低迷ぶり

 21日に行われた統一地方選の世田谷区長選と区議選の結果が世田谷区民新聞に掲載されている。それによると区長選は、予想通り元社民党国会議員の保坂展人現区長が文句なしに3選されたが、区議選はかなり予想とは異なる結果となった。党派別に見ると意外にも自民・公明党が健闘して微増ながらも両党合わせて40%の得票率である。それに対して立憲民主党が前回に比べて倍近く票を伸ばし、公明党に2割近い票差をつけながら当選者数で公明党9人に対して、立憲民主党は6人にしか過ぎなかった。一方、共産党は前回5人だった当選者が今回は2人落選して3人にまで減った。残念なことに得票率を22%も落としてしまった。日頃から地域で真面目に活動している共産党には目標の6人をクリアして、さらに活動に拍車をかけて欲しかったが、あまりにも前回に比べて得票率が下がったことがちょっと気になる。充分敗因を精査して反省し捲土重来を期して欲しいものである。

 それにしても国会で昨今少々影が薄い国民民主党の低迷、凋落ぶりは目を覆いたくなる。定員50名に対して僅か2人しか立候補させず、その2人も落選してしまった。世田谷区議会では議席ゼロである。

 伸び悩みの国民民主党本部は今朝自由党との合流を決定し、合意文書を交わした。国民民主党の国会議員は、衆参合わせて58人、自由党は合わせて7人である。両党合わせても野党第1党の立憲民主党79人には及ばない。この辺りも地方選で存在感が薄い原因があるのではないかと思う。

 さて、昨日ウラジオストック入りした北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長が同地でロシアのプーチン大統領と会談した。朝鮮中央通信によると金委員長は2回目の米朝首脳会談が不調に終わったことについて、アメリカの一方的な対応で原点に戻りかねない危険な領域に至ったと述べ、朝鮮半島の平和と安全はすべてアメリカの今後の態度によって左右されると警告し、いつもながら身勝手な持論を展開した。プーチン大統領は会談内容をアメリカに伝えるとつれないコメントしか発しなかった。あまりこの会談に乗り気でなかったことが読み取れる。金委員長は予定を切り上げて今日午後ウラジオストック駅を発ち帰国の途へ就いた。

 それにしてもロ朝首脳会談にプーチン大統領は50分も遅れて到着した。常識に欠けるというか、反省しないプーチン氏は各国の首脳との会談でも毎度遅刻する常習犯で、昨年日本を訪れ安倍首相との会談の際も3時間半も遅れてやって来た。プーチン氏はメルケル・ドイツ首相を4時間も待ちぼうけさせた前科もある。こんな非常識人が世界の舞台の第一線に立っていられるというのも、政治の世界が普通の常識的な世間とはずれているということだろうか。

2019年4月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com