4339.2019年3月30日(土) 明後日新元号決定、公表

 年度末がいよいよ明日に迫って来た。5月1日の新天皇即位に当たり、これまでの元号「平成」に変わり今後新元号が使われるが、その新しい元号が明後日4月1日に公表される。今日も新元号の話題で持ち切りである。果たして何という名の元号になるだろうか。

 今日は年度末前日でNHK朝のドラマ「まんぷく」が最終回を迎えた。今回のドラマは視聴率が全番組の中で毎週ほぼトップを維持し、常に20%を超えていた。インスタントラーメンの発明と実用化というユニークな内容が興味を惹いたのだろうか。私自身当時即席ラーメンと言われたインスタントラーメンについては、学生時代に思い当たる節があり、毎朝食事中に朝ドラを観るのが楽しみだった。

 ストーリーによれば、昭和35年ごろインスタントラーメンが市場に出回ったことになっているが、ほぼ記憶と一致する。大学2年の時、山岳クラブの新人歓迎山行で大きな鍋にラーメンをたくさん放り込んで先を争ってそのラーメンを食べたが、新鮮でおいしく、それがインスタントラーメンを食した最初だった。便利なものが出来たものだと思い、今後これなら登山の際携帯用に便利だなと思ったものである。海外武者修行へ飛び出した当時、大きなキスリングにインスタントラーメンをいっぱい詰めて旅行先で即席で食べたものだ。その後カップヌードルも生産、販売され食文化は一気にインスタント時代に入った。世の中が便利になり、省略とか、カットとか、無駄なものを省く効率性の風潮が蔓延り出したのもこのインスタント食品を嚆矢とするのではないか。17年前にシベリア鉄道に乗車してシベリア大陸を横断した時、停車駅でインスタントラーメンを販売しているのを見たり、列車内で多くの乗客がラーメンを食べていた光景を思い出す。そのラーメンは「まんぷくラーメン」ならぬ韓国製だったことまで覚えている。

 さて、ゴタゴタしていたイギリスのEU離脱問題は、昨日の下院議会で離脱協定案について採決を行い、協定案はまたもや否決された。イギリス議会で3度目の否決であり、最早来月12日の期限前に問題を解決出来る望みは薄くなったようだ。メイ首相ももう打つ手がないのではないだろうか。議会内ではEU残留の意見は少数派であり、何度も離脱の条件について提案してもことごとく否決される現状では、長期の延期をEUに認めさせる以外に当面の混乱を防ぐ術はない。仮にそうなってもその後の対応を決めねばならず、ついにイギリス政府の進むべき道は行き詰まってしまったとしか言いようがない。かつて世界へその存在を誇った大英帝国が、難問であるとは言え、これほどまでに自分たちで結論を出せないとは、イギリスの叡智と国力も劣化したものである。昨今のイギリスは、外から見ていると少々未熟児のような印象を受ける。これまで自力で真剣に物事を解決して来なかったツケが、今世紀になって一気に噴き出してきたような印象を受ける。

2019年3月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com