4292.2019年2月12日(火) びっくりニュース、水泳の池江選手とテニスの大坂選手

 今日スポーツ界でびっくりさせられるニュースが2つもあった。そのひとつは、女子水泳の期待の星・池江璃花子選手が白血病に侵されていることを自身のツィッターで告白したことである。これを受けて日本水泳連盟が早速記者会見を開いた。これほど素早く会見を行うのは、池江選手がいかに期待されているかを言い表している。リオ・オリンピックにも出場し、100mバタフライで5位入賞を果たした。昨年ジャカルタで開催されたアジア大会では6種目に出場し、すべての種目で金メダルを獲得して大会最優秀選手にも選出された。5種目に日本記録を持っていて2020年東京オリンピックでは最もメダルを期待される高校3年生選手である。

 その池江選手がしばらく入院して療養に当たるようだが、病が病だけに元の身体に戻ったとしても、スポーツ選手として世界レベルの記録を目指すのは難しくなるのではないかと彼女に同情せざるを得ない。難病になったのならこればかりはやむを得ないので、一日も早く彼女が健康を取り戻すことを願い、その後に例え世界レベルにまで行かなくても思い切り泳ぐことが出来ることを願うばかりである。

 もうひとつのびっくりニュースは、先ほどテニス全豪選手権女子シングルスで優勝し、世界ランク1位に上り詰めた大坂なおみ選手が、サーシャ・バインコーチとの契約を解除することを発表したことである。一昨年サーシャ・コーチが大坂のコーチに就任してから彼女の成績はぐんぐん上がった。昨年全米選手権で優勝し、続く全豪選手権でも優勝した陰にはサーシャ・コーチの存在が欠かせない。試合中捨て鉢な気持ちになりそうな大坂を諭すようにゆっくりアドバイスしている光景は何度か見たが、あれほど冷静で説得力のあるコーチは滅多にいないと思う。それはテニス界でも高く評価され、昨年度の年間最優秀コーチとして表彰されたほどである。

 そんな素晴らしいコーチに対してなぜ大坂選手は縁を切るような行動に出たのだろうか。大人であるコーチに比べれば、大坂は若く少々子どもっぽい。これから世界に伍して活躍しなければならないのに、最も頼りに出来るコーチと別れて茨の道を歩いて行こうというのだろうか。もう少し話し合いを持ってから袂を分かっても遅くはなかったと思うが、後の祭りだろうか。

 ともかく今日は2つのニュースにマスコミも振り回されているようだ。

2019年2月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com