4209.2018年11月21日(水) 韓国政府、慰安婦財団解散を表明

 午後日本ペンクラブへ出向き財務委員として10月分の伝票チェックを行った。その折入会推薦した近藤聰氏のペン入会申込書を井出事務局長に提出し、序にペンの提案書類の書き方と書式が一般的なルールに則っていないので、僭越だったが、その点を若干アドバイスした。その後3時に財務委員会が開かれたが、委員会の本旨である経理的事象よりむしろ財政面でペンの事業として何をなすべきかという事業計画が大きな話題になった。残念ながら今年度前期決算では帳簿上赤字になることがはっきりした。折角前年度決算が赤字を抜け出しホッとしたのも束の間、また地獄の入り口へ戻ってしまった。尤も現在ペンの決算では、期間計算を行わず、従って未収金を計上していない。これが予定通り計上されれば、黒字になる。この決算方式も問題のあるところだ。

 さて、韓国政府の国際慣行を軽視する方針には驚いている。先の徴用工問題にしても韓国最高裁の反日的な判決に振り回されようとしていた矢先に、韓国政府は、今日もまた反日的で日韓両国間の合意を反故にする「和解・癒し財団」の解散を進めると発表した。懸案の従軍慰安婦問題解決のために、3年前に日韓政府が最終的、かつ不可逆的解決のために日本が10億円を拠出して財団を設立した。その内すでに半額が元慰安婦に支払われている。そんな中途半端な状態で組織を解散してしまうという首を捻るようなことを言いだしたのである。日本大使館近くの慰安婦を象徴する少女像の撤去も合意したが、現在そのままである。

 この背景には、韓国政府が国民世論を配慮し過ぎる言動、つまり対外的な友好関係とか、国際的慣習より自国民の声を過大に重視するあまり、国際的に非常識とも思える国際的合意を放擲してしまうという理不尽な言動が問題をこじらせている原因がある。日韓両国間にはまだまだ多くの懸案事項が残されているが、この状況を考えると次の交渉では簡単に合意することには二の足を踏むことになる。

 韓国のような利己主義に凝り固まり、他国のことをまったく考えようとしない国に対して、今後どう友好的な外交関係を築いたら良いのか分からなくなる。困ったお隣さんである。

2018年11月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com