4182.2018年10月25日(木) 快晴の鎌倉・江の島そぞろ歩き

 一昨日夜突然菅官房長官が、3年前にシリアで拉致されたジャーナリスト・安田純平さんが解放されたと発表したが、今日その安田さんがイスタンブールから帰国した。以前の写真と比べてみると大分痩せているように見える。実際安田さんと面会した夫人も同じような夫の印象を語っていた。3年余も拘束され、精神的に追い詰められた、いわゆる虐待と同じだったようだ。まだ本人が極度に疲労しているので、健康チェックをした後しばらくして記者会見を行って体験を話すものと思われる。それを待ちたいと思う。

 帰国便の機内の様子を見て評論家が話していたのは、解放のために身代金が支払われたかどうかという素朴なものが多かった。個人的には支払われたと思っている。そうでなければイスラム過激派組織「シャーム解放委員会(元ヌスア戦線)」が、今まで何のために安田さんを拘束していたのか理由が分からない。3年余の間食事代も大分かかっている。最低でも元を取らなければ割に合わないと思う。

 偶々朝日夕刊に、安田さんと同じ時期に拘束され10か月後に解放されたスペイン人ジャーナリストとのインタビュー記事が掲載されていたが、彼の場合スペイン政府は4億円を支払ったという。日本政府は肯定しないだろうが、水面下で同じようなやり取りをしていた可能性は充分あり得る。

 さて、今日は駒澤大学ジャーナリズム・政策研究所公開講座の受講生仲間と、かつての講師と4人で約束していた「江の島そぞろ歩き」と称して江の島と鎌倉へ出かけた。新宿から小田急ロマンスカーで藤沢へ行き、藤沢から江ノ電で極楽寺を訪れた。「極楽寺」というお寺の名はよく知られているが、比較的小さなお寺で地味な存在であり、境内もそれほど広くはない。境内は写真撮影禁止という珍しいお寺だと思う。あまり参拝者もおらず、静かで好もしい雰囲気だった。恐らくお花見の季節はきれいな桜が見られるだろう。私は2度目、皆さんは初めてだったが、かなり気に入っていただいたようだった。

 今日最高の傑作は七里ガ浜のイタリア・レストラン‘AMALFI DELLA SERA’だった。七里ガ浜を目の前にした丘の中腹にあるレストランで、イタリアの世界遺産「アマルフィ」を何となく思わせる。以前玉川高島屋内に同じ系列のレストランがあって何度か利用したが、最近閉店してしまった。かつて七里ガ浜に姉妹店があると聞いていたので、一度寄ってみたいと思っていたところだった。テラスから見る風景は、七里ガ浜はもちろん、江の島と江ノ電も見ることが出来て、抜群だった。薄い雲がかかっていたせいか、真白き富士の峰を見られなかったのが惜しかった。上り坂はきつかったので、高齢者には少々厳しいと思う。皆さんにも気に入っていただけたようなので、ホッとした。その後は江の島へ向かった。実は江の島灯台前まで来たが、それは目的のひとつである「湘南キャンドル」という公園内の夜のキャンドル・サービスを楽しむ予定だったからである。しかし、帰りまでにそれを楽しむには、時間的に難しくなったので、少々自由時間を取った後Uターンして帰ることにした。

 今日1日天候に恵まれ、風もなく最高のレストランでランチを食し、鎌倉の名刹を訪れ湘南の雰囲気を十分楽しむことが出来て、皆ご機嫌だったと思う。よう歩いた。その数1万7千歩だった。今年最大である。ふくらはぎが痛くなったが、のんびり出来て爽やかな1日だった。

2018年10月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com