4157.2018年9月30日(日) 台風24号の中で沖縄県知事に玉城氏当確

 今年襲来した台風の中でも、最も手強い24号が今朝になって沖縄から九州、四国を経て関西方面を目指し北上して、その後関東甲信越をも襲うと予想されたため、テレビでは朝から台風情報一色である。夜は7時のニュースが延長され、8時から楽しみにしていた大河ドラマ「西郷どん」が休止となり、そのままニュースは延長して放映された。

 台風が午後9時ごろに関東地方に接近するとの予報により、日曜日にも拘らず首都圏では交通機関や商業施設が慌てて台風対策を取ったため営業上も、顧客対策上も予定が狂ったのではないだろうか。

 都内のほとんどのデパートは8時の閉店時間を繰り上げ、6時に店を閉めたようである。最も大胆なのはJRで、新幹線はもちろん首都圏の在来線も軒並み運転を取りやめた。同時に都心と郊外を結ぶ路線もそれに合わせて運転を止めた。JRが早めに撤退作戦を取った中で、私鉄各社の対応はまちまちだったが、ほとんどの私鉄も早めに運行を止めた。

 明日は台風一過で秋晴れが予想されているが、都内の気温も最低24℃から最高34℃という暑さが予想され、熱中症に注意が必要とまるでマッチポンプの予報である。

 さて、一応台風は通過したとは言え、沖縄県では知事選投票が行われた。流石に午前中は5%台の投票率で前回選挙に比べて7%も低かった。ただ、前回に比べて予め台風を予測していたのか、期日前投票率が大幅に上がっていた。午後9時半になってNHKニュースで僅か1%の開票だったが、早くも玉城デニー候補の当選確実が伝えられた。詳しい得票率の公表は明日になるが、故翁長雄志知事の弔い合戦を戦い勝った玉城候補には万感胸に迫るものがあるだろう。だが、これから前途に問題は山積している。玉城氏にとっては難しい課題が多く、加えて今後政府の支援があまり期待出来ない中で、県民の所得が全国でも最も低い経済状態を財政的に苦しい県がどうやってきちんと財政基盤を確立することが出来るだろうか。

 辺野古への米軍基地移転という最も大きな問題についてまったく語らなかった佐喜眞候補が当選しなかったことは当然とは言え、新知事はこれから政府と対立している沖縄県として何とか経済面での基盤となる政策を打ち出していかなければならない。玉城新知事にとっては厳しい前途であり、試練である。

 さて、日本は台風24号に国中振り回されているが、一昨日インドネシアのスラウェシ島の地震による犠牲者の数が、パル市の他にドンガラ市の被害が判明するに伴い、その犠牲者は合わせて832名に増えた。まだまだ犠牲者は増えそうである。

2018年9月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com