4152.2018年9月25日(火) 今年が最後の小田急山岳部OB会

 小田急山岳部創部65周年を祝うOB会が海老名市内の小田急海老名クラブで開かれた。最近は企業のクラブ活動が停滞気味の一般的な傾向として小田急電鉄山岳部もご多分に漏れず現役部員が減少して、退職後そのままOB会に入る会員が少なくなった。OB会も年々高齢化傾向が強まり、今日の出席者平均年齢は、76.7歳である。今日集まった女性2人を含めた18名の中でも、90歳の福登世治さんに次いで私が2番目の高齢者となってしまった。1週間前には87歳の石川茂さんが旅立たれ、今日になって急に来られなくなった人が2名もおられた。。

 岡裕基会長を中心に各幹事が事前に万事万端よく準備してくれた。特に過去における節目の年のOB会の記念写真なんかよく保存して展示してくれたと有難く思っている。会食中に幹事から今後のOB会の在り方について提案がなされた。人員的には年々減少化は避けられず、高齢者団体になると以前のような活発な活動は難しく、この際現状のOB会を同好会に変えようという提案だった。これまでのように幹事から会合の連絡をせず、日時、場所を予め決めて自由に集合する簡便なやり方である。全員幹事案を了承し、来年以降は小田急山岳部同好会として活動することになった。

 今日の出席者と関係者23名に対して山岳部創部65周年を祝って拙著を差し上げた。米寿を迎えられた小林経雄さんが来られる予定だったが、欠席されたのが残念だった。体調がかなり悪いと聞いた。小林さんとは何度も山行をともにして山ばかりでなく、こけしの人間国宝になった木地山の小椋久太郎の工房まで訪ねたり、同じこけし・肘折系の肘折温泉の民宿に泊まったり、妙高・戸隠について「アルパイン・ガイドブック」を書かれた、その妙高高原へも案内してもらった好い思い出をいただいた。段々寂しくなる。

 小田急山岳部員としてこれまで随分登山を楽しんできたが、それは今もって楽しい思い出として心に残っている。膝を痛めてしまったので、今後はいわゆる本格的な登山は難しいと思っているが、学生時代に続いてサラリーマンになっても機会を捉えては近場の丹沢登山から冬の厳しい北・南アルプス登山まで夢中になったことは自分自身の財産となり、その時代の仕事面ばかりでなく、武者修行で海外へ出かけた際や、今日においても多くの面で役に立っている。今日も山仲間同士の打ち解けた会合となり随分楽しいものになった。OB会は12時から始まり、二次会も含めて解散したのが何と午後5時になってしまった。

 OB会は今後形を変えるが、山との接点がなくなるわけではなく、山仲間との交流もなくなるわけではない。今後は山岳部活動としてあまり深刻に考えることなく、気楽に山と付き合っていきたいと思う。

2018年9月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com