4140.2018年9月13日(木) 2026年札幌冬季五輪招致を4年延期か。

 漸く秋らしく凌ぎやすい陽気になってきた。北海道大地震から1週間が経ち、現在道内の電力供給が話題になっている。北海道内の電力供給量は充分賄えると思われていたが、現実にこれほどの大地震が起きると問題点が見えて、供給量が足りるのに停電、或いは消費者に節電を依頼するという事態になっている。最大の供給量を誇る苫東厚真火力発電所にいくつか不具合が生じて需要に応じきれない不本意があるとは言え、実際に応急の対応が出来ない事態が生じてしまったのである。加えて現在発電所内には液状化現象が表れ一部敷地内が陥没している。相変わらず断水が続いている地区もある。

 普段あまり考えていないことが起きると慌てて対応しようとするが、すべて後手後手に回って要望に応えられないような事態が発生することがある。現在政府、北海道庁、北海道電力が節電20%をお願いしているが、中々そこまでは届いていないらしい。北海道電力の電力供給量が全面的に復旧するのは、まだ相当時間がかかると言われている。

 この災害で大きな打撃を受けたのが、観光業界である。発生以来1週間内に宿泊のキャンセル客が50万人で、金額にしてその影響は100億円と言われている。これから秋の観光シーズンに入るが、イベントの中止や延期があって影響は更に深刻になりそうである。

 そのマイナス面の影響が更に意外な方面で表れたのが、2026年に招致を予定していた札幌冬季オリンピック・パラリンピックを、今度の大地震で相当な被害が出たので、招致をその4年後の2030年に変更する意向をバッハIOC会長に説明する予定だという。こんなことはあまり聞いたことがない。とんだハプニングになった。

2018年9月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com