4139.2018年9月12日(水) 社会的サービスの低下

 3日付朝日新聞「天声人語」の内容はお粗末過ぎた。筆者が表層的な一面ばかり捉えて、あまりにも問題発生の真の原因について知らないことに「天声人語」の筆者として疑問を持った。当日の本ブログにも批判的に書いた。偶々今日小中陽太郎さんから電話をいただき要件を済ませた後に、この件をお話したところ朝日に言うべしと仰ったので、すでに朝日の知人記者に話したところだが、朝日オピニオン欄にメールで論点をまとめて送った。小中さんも新聞に掲載されなくても好いからとにかく意見を言った方が良いと仰っていたので、朝日がどういう対応をするのか。しばらく反応を待ってみたいと思っている。

 さて、最近公的機関のサービスが少しずつ低下していると思っていたところ、今日郵便配達が土曜日には行われなくなる可能性があるとの記事を目にした。日本郵政は総務省の管理下から離れて民間企業として上場し一本立ちして、傍目には経営が安定しているものと思っていたところ、案外懐具合が良くないと知った。郵便配達に関して言えば、元旦の年賀状配達は以前にはお昼近かったが、今では朝配達してくれるので、サービスが向上しているものと考えていた。まだまだお役所体質が残っており、民間業者になったからと言っても葉書や一般的な封書に関しては独占事業なので、理由はともあれ今後も似たようなサービスの低下傾向はあるのではないかと思っている。

 また、銀行業界では低金利政策のせいで普通預金に金利を出さなくなってから、部外者から見ると不思議なことに銀行が経営的に苦しくなっているという。かつての銀行栄光の時代を考えると想像も出来ないくらい厳しい時代に突入している。そのとばっちりを受けたのが、今年4月から現金引き出しの際に金種の制限がされるようになったことと、新札をある程度以上求めると手数料がかかることである。以前は好きなように金種と新札を申し出ることが出来たが、現在は制約があって希望する金種をその通り引き出すには、場合により手数料が必要になったことである。毎月妻に手渡す金額も細かい千円札を望み通り入手出来ず、妻と私が希望するように金種をもらえず些か不便を感じている。かつて両替も簡単に出来たが、それも手数料を要求される。不便だし、我々国民が受ける親方日の丸のサービスは低下する一方である。

 こうして国民や顧客へのサービスはいずれ他方面で低下するようになり、我々の暮らしも段々窮屈になるのではないだろうか。

2018年9月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com