4136.2018年9月9日(日) 大坂なおみ選手、全米オープン初優勝

 久しぶりに日本人選手がどでかいことをやってくれた。テニス世界4大大会、グランドスラムのひとつ、全米オープン・シングルス決勝で20歳の大坂なおみ選手がアメリカのセリーナ・ウイリアムズ選手をストレートで破り、シングルとしては男女を通じて日本人選手として初めて栄冠を手にした。

 相手選手セリーナが4大大会で通算23度の優勝の栄冠に輝く36歳のレジェンドであり、加えて今回は結婚して、昨年出産したばかりという話題も手伝ってそのレジェンドに対する若手の挑戦という意味でも注目されていた。ただ、この決勝戦はセリーナがスタンドからコーチの指導を受けたと主審がセリーナに注意したところ、興奮したセリーナが逆に「ウソツキ」「謝れ」と言ったことに対して主審はペナルティを課した。更にラケットをコート上に叩きつけたりしてまた注意されていた。試合はいらいらしたセリーナの思い通りに行かず、うっぷんが溜まっていたせいもあり、セリーナ・ファンの多いスタンドからブーイングがあって全米大会決勝戦らしからぬ険悪な雰囲気だったらしい。そんなこともあり、極めて後味の悪いゲームとなってしまった。

 しかし、大坂選手の活躍は見事だった。戦った7試合で落としたセットはたった1度だけで、他はすべてストレート勝ちだった。アメリカでも若い大坂が勝ったことに注目と関心が高まっているようで、今後世界テニス界の若手ホープとして脚光を浴びるようになるだろう。彼女が次に参加するトーナメントは、何と今月立川市で行われる東レパン・パシフィック・トーナメントである。

 さて、今日9月9日は、古来中國では「重陽の節句」として知られている。親しくさせていただいている小中陽太郎さんは、昭和9年9月9日生まれで「重陽」にあやかって「陽太郎」と名付けられたと仰っていた。そう言えば、毛沢東が亡くなったのも1976年の今日だった。旧文部省の教員視察団とともにアメリカへ旅立とうとしていた当日羽田空港で唐突にその死を知らされ驚いたことがある。

 今日は北朝鮮が建国70周年を記念する「建国記念日」でもある。毎年のようにこの日に大陸間弾道ミサイルを打ち上げて世界を驚かせていたが、去る6月の米朝首脳会談で非核化が論点となったこともあり、今年は式典に重点を置く「建国記念日」となったようだ。今日の軍事パレードでは、昨年まで見せつけるように運ばれていた核弾道弾運送トラックが今年は見られなかった。しかし、今年の建国記念式典は北朝鮮の期待に反して、各国首脳がほとんど欠席した。常に北朝鮮の背後にいる中国からは無名の党委員会委員長が出席したが、他国からは大物政治家は出席しなかったようだ。大分様子が変わってきた。

2018年9月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com