4121.2018年8月25日(土) トランプ大統領は何を考えているのか。

 暑さが再びぶり返してきた。都内も猛暑日となった。昨日気象庁が今夏の関東地方の暑さは過去最高になるだろうと発表した。暑さもさることながら8月に本土を襲った台風の数も8個を数え、そのうち5つは連日だった。昨日は台風19号と20号が日本海に留まって北日本に豪雨をもたらした。更に特徴的だったのは、関東南部に上陸した台風が初めて日本列島を西へ進み、豪雨被害にあったばかりの西日本を襲ったことである。

 この異常な自然現象は日本だけに限ったことではなく、今年は世界各地でもその現象は表れている。アメリカ・カリフォルニア州や、カナダばかりか、スウェーデンでも激しい山火事を起こし、オーストラリアでは最悪の干ばつを引き起こした。

 今世界中から厳しい目を向けられているトランプ・アメリカ大統領が、この異常な自然現象に立ち向かおうとせず、背を向けようとしている。気候変動の脅威を認めるのを拒み、クリーンエネルギー技術で世界をリードする姿勢を捨てようとしている。すでに温暖化防止のためのパリ協定から脱退もしている。

 コラムニストのトーマス・フリードマン氏が提言している。現在地球上に76憶人が暮らしているが、2030年には約86憶人に増える。増える10憶人のうち、半数でも現在のアメリカ人のように車、エアコンを所有し、高タンパクの食事をすれば地球を食べ尽くし、燃やし尽くしてしまう。クリーンエネルギーやエネルギー効率化がグローバル産業化するより手がない。このグローバル産業を中国などに任せてアメリカが世界経済で支配的な立場を維持できるとは誰も考えつかない。心掛けるべきは、電力網の脱炭素化、排ガスゼロの車の開発、断熱性に優れ、かつソーラーパネルを取り付けたエネルギー収支ゼロの建物、そして廃棄物ゼロの製造業、を現実化することであると主張している。

 今や「アメリカ、ファースト!」に凝り固まったトランプ大統領と彼を支持するアメリカ国民にフリードマン氏の考え方に耳を傾けるべきだと言いたい。

 さて、今ジャカルタで開催中のアジア大会で日本選手が活躍している。水泳がかなり派手に伝えられているが、それは好成績のせいもある。中でも昨日女子の池江璃花子選手が日本選手として初めて6冠を達成した。今日はマラソンで中村大仁選手が日本選手32年ぶりの金メダルを獲得した。

 一方、フランスのバンヌで開かれていたサッカー20歳以下(U20)女子ワールドカップで、日本代表チーム「なでしこ」はスペインを3-1で破り初優勝を遂げた。これまでA代表が2011年、U17が2014年に優勝しており、これで「なでしこ」は3世代揃ってチームが世界を制覇したことになる。まずは、メデタシメデタシ。

2018年8月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com