4103.2018年8月7日(火) 今年は暑い立秋を迎えた。

 暦の上では今日は立秋である。毎日史上最高気温などと言われる中で猛暑の中を西日本豪雨の後片付けや、復興のために働いている自衛隊、消防団、ボランティアの人たちに同情していたところだが、もう涼しい秋風が吹く季節とは俄かには信じられないくらいである。今日も何人かの人に残暑見舞い状を投函したところだが、昨日までなら「暑中お見舞い」とすべきところを今日は「残暑お見舞い」と書いた。だが、なぜかあまりピンとこない。昨日までの余りにも厳しい暑さにへばり気味だったからだ。でも台風13号のせいか、今日はちょっと涼しいので取り敢えず「残暑お見舞い」でもおかしくないような気もしている。

 今日東京オリンピック組織委員会の森喜朗会長が官邸へ安倍首相を訪ねて、猛暑が予想される東京オリンピック中はサマータイム制を採用し、出来れば2時間繰り上げを要望した。これに対して首相は自民党に検討するよう申し付けた。サマータイム制については、それぞれメリット、デメリットがあり中々難しいものと思う。それより暑さに厳しい競技の開始時間を繰り上げてみてはどうかと思う。例えば、マラソン、競歩などを早朝実施してみてはどうだろうか。それならサマータイム導入により迷惑をかけることも少ないと思う。

 セルビアの山崎洋さんの佳代子夫人が「パンと野いちご」を出版されたのを期に、2人の作家、阿部日奈子さんとぱくきょんみさんと語り合うトークショーの案内を先月山崎さんからいただいた。いつも通り飯田ゼミ仲間、長谷川、須藤、赤松くんらを誘い出かけた。山崎さんはセルビアに居住しているが、他の2人も何度もセルビアを訪れているようで、セルビアに精通しているようにお見受けした。今回の一時帰国には、息子さん家族に日本を紹介、案内することが大きな目的とは5月に会った時言っておられたが、そのご家族も同行されたようだ。会場は品川のセルビア大使館で冒頭ネナド・グリシッチ大使が挨拶された。3人は思い思いにセルビアの食事や、戦争を中心に積極的に話し合った。司会役を務めた山崎夫人が結構上手に話を引っ張って時間が足りないくらいだった。昔は「女3人寄れば姦しい」と言われたが、かなり3人が3人とも丁々発止と座を白けさせずうまくトークを進めていた。

 トークショーの後に角岡太郎さんという方がセルビア民族楽器、ガイダを演奏されたが、中々珍しい楽器とその音色に興味が湧いた。バグパイプのような楽器だが、空気を吸入しておく袋が山羊1頭分の皮で出来ており、空気を入れると山羊の体のように見えたから面白い。こういう楽器はやはりヨーロッパの牧畜地帯でないと「発明」されないだろう。

 中々興味深いイベントだった。

2018年8月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com