4093.2018年7月28日(土) 台風12号南関東に上陸、西方に向かう。

 天気予報通り昨日小笠原諸島東側洋上を通過した台風12号は、今日になって関東地方にやってきた。午後になって急速に風雨が強くなり、昨日まで植木職人が手を入れてくれていた庭の植木も大きく揺れている。

 このまま予報通り南関東を通過して西方へ向かい、先般豪雨被害を受けた西日本地方を直撃しそうなことを考えると被災地の人々が気の毒な気がする。気象庁が統計を取り始めてから本土へ上陸した台風は151もあるそうだが、東から西へ向かう台風は初めてだという。少しでも被害が少ないことを祈るばかりである。

 さて、NHKに毎週木曜日、「日本人のお名前」という興味深い娯楽番組がある。表意文字と言われる日本人の名前をいろいろ採り上げて、その名前の謂われや故事来歴を専門家が分析してくれて中々面白い番組である。出来るだけ番組を観るようにしている。「近藤」姓もかねがね藤原家の流れをくむ古い姓ということは聞いていたが、この番組で「近江の近藤家」の系統筋と聞いて納得した。

 一昨日の同番組では、今年高校野球100周年に因んで過去に甲子園に出場した高校球児の名前で特徴的で、珍しい名前を9人挙げていた。打順に則って、1番「千速」、2番「鞘師」、3番「二十八」、4番「筒香」、5番「瀬間仲」、6番「阿天坊」、7番「幸喜」、8番「明神」、9番「石田」ということだった。この中で9番「石田」はありきたりのようだが、実はこれにはそれなりの理由があって敢えてリストアップしたようだ。その理由とは、福岡県立東筑高校野球部は、石田姓の投手が登板すると甲子園に出場出来るといういい意味のジンクスがあり、過去に3回石田投手で甲子園出場を果たしたので、地元や学校関係者は中学生の野球少年「石田投手」を探し求めていると聞いた。

 しかし、私が中学生だった昭和28年夏に京都から甲子園へ3日間通い詰めて観戦した時、東筑高校が出場したが、その時の東筑高のエースは、その後西鉄ライオンズ入りして二塁手に転向し、後に監督として手腕を発揮された仰木彬さんだった。残念ながらその時は1回戦で敗退した。例外もあるようだ。

 日本人の姓名の中には職業、神仏、地域、風景、植物、動物などから取り入れた個性的で味のある名前が数多くあり、姓名は約30万種類に達するという。一方漢字の母国、中国では圧倒的に人口は多いが、姓は漢字1文字のため約3,000種類と意外に少ない。

 アメリカ人には、「フィッシャー(漁師)」、「カーペンター(大工)」など普通の職業から採った名前が多かったが、ついに「トランプ」などという手品師が使う言葉が出てきたのも、今日「トランプ」マジックにはまったアメリカらしい。

2018年7月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com