4090.2018年7月25日(水) ロヒンギャ難民について寄稿

 暑い盛りであるが、近づいている台風の影響だろうか、昨日深夜に雨が降り今朝は多少涼しい陽気になった。昨日は2ヶ月半ぶりに補聴器の調整をしてもらった。中々近くの人の話が聞き取りにくくていろいろ調整してもらっている。今音量とか、デシベルを変えて聞き取り具合をチェックしているところである。いつもより時間がかかり2時間近く担当者と話をしながら微妙な音量調整をした。

 ところで今日は、先日に続いて歯科で入れ歯の調整してもらった。もう半世紀近くも診てもらっている歯科医なので安心してお任せしている。自分の歯が大分少なくなり、入れ歯も自分の歯と調整しながら取り入れてもらっている。今日は下部の糸切り歯を削ってプラスチックの歯を被せて次回しっかりした歯を詰めて全体的に入れ歯をセットしてもらう。事前に歯科医から今日は大分時間がかかると聞いていたが、実際2時間以上かかった。しかもこれは健康保険が利かない治療なので、費用もバカにならない。

 来月1日には、毎年恒例となった慶応病院の人間ドックを1日がかりで受診する。とにかく加齢とともに経費を節約しなければならないのに、医療関係に時間と金を費やすことが多くなった。

 さて、先日ロヒンギャ難民に関する拙稿を「知研フォーラム」7月号に寄稿し、それをHPにアップしたところ友人、知人らから大分反響と激励があった。結論としては皆彼らも拙稿の意味するところがよく分かったと理解を示してくれた。拙稿の論点は、ロヒンギャ問題自体があまりよく知られていないところへメディアが事実を正確に伝えないことについて若干抗議の気持ちを込めて書いたものである。

 そもそもロヒンギャ問題が発生したのは、統治していた旧インド領内(現バングラデッシュ)に居住していたロヒンギャ族約70万人をイギリスがビルマ領内のアラカン山中に強制移住させたことに端を発している。この点をメディアは追求しない。国際世論はイギリスを糾弾することなく、ロヒンギャ族を否応なく受け入れさせられた被害者とも言うべきビルマ(現ミヤンマー)を一方的に責めているばかりである。この理不尽な原因と経緯についてメディア批判を含めて持論を展開したわけである。つい最近のNHK・BSの国際ニュースでも問題解決のためには、ミヤンマー政府の責任と対応を非難する一方で、イギリス政府に対して責任を問うような発言はなく、何の前向きのコメントもなかった。こんな状況では、問題解決は難しくなる一方である。

2018年7月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com