4086.2018年7月21日(土) 人生100年時代到来か。

 暑い中を先日来右足の裏の薬指周辺に感じていた軽い痛みを、かかりつけの整形外科で診てもらった。こんな痛みは初めてだし、特別痛いわけではないが異物を踏んでいるようで気になっていた。医師の診察によるとこのような痛みはよくあるらしく、「行軍症」といって、歩き疲れた時に顕れる現象のようである。まるで厳しい行軍を強いられた陸軍の兵隊さんがかかる病名のようだ。祇園祭の帰りごろから若干気になっていたのだが、特別長い距離を歩いたというわけではない。加齢と暑さにより、ところどころ身体の部品が壊れてきているのではないかと些か寂しく思っているところである。

 そんな折も折今日の朝刊に、2017年の日本人の平均寿命が紹介されていた。女性は87.26歳で香港に次いで3年連続世界2位である。男性は81.09歳でスイスに抜かれて昨年の2位から3位に落ちた。トップは香港である。それでも男女ともに前年比で、女は0.13歳、男も0.11歳も延びた。毎年確実に寿命は少しずつ延びている。癌、心疾患、脳血管疾患などの死亡率が改善されたことが影響しているそうで、この3大死因で亡くなる人がいなくなると、女は5.61歳、男は6.81歳も寿命が延びる可能性があるという。

 昨夕「知研」理事長の久恒啓一多摩大学副学長が講演の中で、人生100年説を提唱されておられた。来月には人生100年を生きたセンテナリアンの言葉をまとめた著書「100年人生の生き方死に方」を上梓されると言っておられた。孔子の人生50年時代に比べて、その活動期は1.6倍も長い「少壮老死」の人生訓について話された。それによると80歳が実年期と熟年期のちょうど真ん中になり、最も充実した人生の花盛り期ということになる。私自身そこまで言い切ることは難しいと思うが、まだまだ大分残り火が身体にあるので、久恒説に基づいて医者通いは医者通いとして健康面に気を付けながら、まだひと踏ん張りする必要があると思っている。

 偶々私より若干若い友人から今日暑中見舞状をいただいたが、今年の年賀状を書く時期に体調を崩していたので、年賀状を失礼したが、幸い回復したという丁重な文面だった。

 今日も全国的に気温が高く、熱中症により死者、患者が増えている。まだまだこの暑さは続きそうだが、冷房を有効に使い室内気温調整と水分補給を欠かさずに、何とかこの暑い夏を乗り切りたいと考えている。

 さて、炎暑の中で大相撲名古屋場所が開かれているが、今日14日目にして関脇御嶽海の初優勝が決まった。長野県出身力士が優勝したのは、近代相撲になって初めてで江戸時代まで遡っても雷電以来208年ぶりだそうだ。3人の横綱全員が休場し、3人の大関のうち新大関の栃の心が途中休場し、他にカド番だった2人の大関も勝ち越しこそしたが、2桁勝利も覚束ない状態で、盛り上げに欠ける場所だった。その中で御嶽海の優勝は低迷気味の名古屋場所を辛うじて救ってくれたと言えよう。次の秋場所こそ3横綱、3大関の揃い踏みで土俵を賑わしてもらい、御嶽海には大関を目指して欲しいものである。

2018年7月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com