4084.2018年7月19日(木) 参院定数6増とカジノ法案を認める政治家の愚行

 午後日本ペンクラブ財務委員会が開かれた。すでに2018年度第1四半期が終わったところだが、2017年度が久しぶりに黒字決算だっただけに、これを1年だけに終わらせず、今年度も黒字決算にすることが大きな責務である。その中で漸減傾向の会員数をどう維持し、また増やすかということが課題のひとつになっている。今日も出席委員8人がいろいろアイディアを出して話し合ったが、これという決め手となるような考えは中々出ないものだ。だが、取り敢えず今年度の黒字決算だけは何としてもやらなければいけない。

 さて、間もなく閉会する国会では、何を急いでいるのか、立て続けに法案を通そうとしている。その中でも昨日参議院議員6名増員を盛り込んだ改正公職選挙法案を衆議院で成立させた。世論は反対の声が強かったが、これにはまったく耳を傾けず、無視した。沖縄が日本に復帰して沖縄地方区を設けて以来の増員で、実に48年ぶりである。今ではやると決めたら拙速と言われようと何のその強引にやってしまうところが、国民の声を徹底して無視する今の自民党の傲慢ぶりだ。

 そして、今日は参議院でカジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案が、内閣委員会で可決された。散々ギャンブル依存症が懸念され、専門家からもその点を強く指摘されているにも関わらず、取らぬ狸で外国人観光客を誘致するとの甘言に乗せられて博打を国が認めようというのだから、政治家には道徳心がまったく感じられないし、賭博により国家財政に寄与させるという低次元な発想に呆れざるを得ない。

 こういう政治家が大きな顔をしているようでは、日本もお先真っ暗である。

2018年7月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com