4083.2018年7月18日(水) 充実していた3日間の祇園祭ツアー

 夕べは由緒ゆかしき有馬温泉の名刹「有馬グランドホテル」の温泉に浸ったうえ、美味しい懐石料理を堪能してゆっくり休むことが出来た。ホテルの設備も良いが、スタッフのおもてなしが中々しっかりして対応が好い。この有馬温泉界隈には秀吉や黒田官兵衛を始め戦国時代の武将の故事にまつわるエピソードが多いようだ。

 今日も京都市内は38℃という灼熱の中を昨日やり残した下加茂神社見学を繰り延べて今日予定に加えた。その前に貴船の川床料理をいただくために、かなり山の奥の宿へ入っていった。道路が狭くて先はマイクロバスに乗り換えた。京都市立鞍馬小学校傍を通って、この辺りで20軒ほどある川床料理宿の一番渓流下流の「べにや」というお店で品数豊富な料理をいただいた。これまで川床といえば、賀茂川沿いの料亭を想像していて、暑さの折汗をかきながら食事をいただくのではないかと想っていたが、貴船の川床は、谷間の渓流の上に桟敷を敷き、直射日光が射さないよう涼しい工夫がされていて中々料理も豊富で美味しく快適な昼食となった。

 「べにや」でいただいた団扇にこんな宣伝調の風流なことが書かれてあった。

 「京都北山 貴船道 水清らかに 魚おどり 料理はうまし 酒うまし 涼しき風は 身をつつむ ほんに何度も おこしやす 雅味溢るる 料理旅館」

 食事後に訪れた下賀茂神社では、神主さんが丁寧に由来を説明された。その神主さんにあちこちに「下賀茂神社」と「下鴨神社」という2通りの表示が見られるが、正式にはどちらが正しいのかと直接尋ねたところ、「下賀茂神社」が正しいと言われた。「下鴨」は当て字で慣例や方言的に使っているが、下賀茂は神から授かった名前だと言っておられた。今後「下賀茂神社」と統一して言葉を使いたい。

 下賀茂神社内で少々道に迷った後、京都から新幹線で予定通り帰ってきた。実は旅行前はツアー内容にはあまり大きな期待は抱いていなかったが、すべての面で、特に傘寿の年齢層のためによく創意工夫されたツアーであり、その内容も充実していた。とりわけハード面のホテルと食事が良かったので、暑さに疲れ切っていた傘寿の参加者にとっては大いに満足されたのではないかと思っている。妻と久しぶりに旅をしてともども満足感を抱いて帰ってきた。来年は金婚式を迎えることでもあり、何か検討してみたいと考えている。

2018年7月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com