4038.2018年6月3日(日) 文章の書き方と向上のためのガイドブック

 今月から法改正により「司法取引」制度が導入されるようになった。わが国では、犯した罪を犯人が知る情報提供と引き換えに罪一等を減じるのは日本人のモラル上認め難かいと考えられていたが、これを思い切って認めることになったのだ。情報提供者が仮に間違った情報を提供すれば、罪のない人に冤罪の可能性があるとの懸念の声もある。どうしてこういう経緯に至ったかは分からないが、欧米では以前からかなり手広く採用されていたので、それなりのメリットがあると踏んで踏み切ったのだろう。

 さて一昨日の駒澤大学公開講座で共同通信社の山田克講師が「記者ハンドブック」という共同通信社が発行した文章を書くためのガイドブックを持参された。これを共同では記事を書く際の拠り所にしているという。1956年に初版が出てから第13版が発行されているからロング・ベストセラーと言えるのではないだろうか。共同の記者は全員これを肌身離さず手にしていると聞き、私自身文章を書く身からも必要だと思い、昨日アマゾンに申し込んだところ早速今日配送されてきた。早速頁をめくってみると、やはり普通の辞書やハウツー書とは異なり、新聞記者特有の業務に役立つ案内書というものだった。最初の見開きに世界各国の「時差表」が掲載されているのが、世界を股に掛ける共同らしいところだ。目次を見ると新聞漢字・仮名遣い、書き方の基本、用字用語集、記事のフォームが事細かく説明されており、これに資料が付いていて、地名や紛らわしい会社名とか、年号・西暦対照表や、外国地名一覧などが付いている。そのうえで1頁を使って「新聞記事の大原則」として4つの項目が挙げられている。これを手に文章の向上に研鑽するということなのだろう。私自身もまだまだ未熟であるので、これを手元に置いて研鑽に励みたいと思う。

 序に「日本エデイタースクール」発行の小冊子「日本語表記ルールブック」なる小冊子も購入した。「文章を書くときふと迷ったら・・・」との但し書きがあるので、これも参考にしながらブラッシュアップに励みたいと思う。

2018年6月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com