来年5月1日の新天皇即位に伴い、新しい元号になるが、それがいつ決まるのか分からず、カレンダー屋さんや、元号重視の業界をいら立たせている。それが、天皇陛下の在位30周年記念式典の後ということが有力との話が伝わって来た。その式典は来年2月24日に行われるので、この後新元号が公表されるとするなら、発表から実施まで1カ月そこそこということになる。これではあまりにも時間的な余裕がなく不便で、新元号は当初からあまり使用されないのではないかと懸念されている。実際元号を利用している税金や社会保障などに関わる国のシステムの対応が中々間に合いそうもないことから、新元号になっても「平成」をそのまま使い続けることもあり得るというから、正に二重構造になることも考えられる。これを機会に混乱を避けるためにもこれからはこのような実務的な実務は西暦を使用することに決めてはどうだろうか。
それにしてもどうして決まりきったことが中々決められないのか、不思議なくらいである。
さて、一昨日歌手・西城秀樹が急性心不全のために亡くなった。まだ63歳だった。野口五郎や郷ひろみとともに新御三家として一時華やかに脚光を浴びていた。最も有名なヒット曲に私でも知っている「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」や「傷だらけのローラ」があるが、これまで2度も脳梗塞で倒れ、リハビリに努めていたとはついぞ知らなかった。そして今日伝えられたところでは、同じ一昨日美人女優・星由里子が肺がんで亡くなった。加山雄三の「若大将シリーズ」では華やかなマドンナ役で若者の間で人気絶頂だったが、遂に冥界へ旅立たれた。華やかに活動された人たちだけに、その死には哀れさが漂う。
そして今夜ビッグニュースがあった。とんとん拍子に出世街道を走って来た将棋界の若きホープ藤井聡太6段が、竜王戦挑戦戦で勝ち、史上最年少で7段に昇進することが決定した。今年2月に史上最年少で6段に昇格したばかりだったが、ほんの3カ月後に、先月高校生になったばかりの15歳で7段とは驚いた。
一方、イギリスでは、明日チャールズ王子の2男ハリー王子の結婚式がウィンザー城で行われる。意外にもイギリス国内では祝福ムードに包まれているようだ。意外と感じたのは、お相手のアメリカ人女優メーガン・マークルさんが、王子より3歳も年長で、離婚歴があり、加えてメキシコ在住の父親に数々のスキャンダルがあり、母親がアフリカ系女性とあって保守的なイギリス国民には歓迎されないのではないかと考えていた。尤もハリー王子だって10代、20代の頃は騒ぎを起こしては国民を心配させていた。こう言っては何だが、2人がお互いに未来に幸せな家庭を築ける可能性があるなら、それで良いのではないかとイギリス人も達観してリベラル派に転じたのではないかと思う。何より明日の挙式が楽しみである。