今日各役所、企業では新入社員を迎えた。全般的に人手不足が言われる中で、大手企業は大量の社員を採用している。今から55年前は私もそうだった。ついそれらしい若手サラリーマンを見ていると応援したくなる。これから厳しい仕事が待ってるだろうが、何十年か後には彼らも立派な社会人として一人立ちしていることだろう。
さて、一昨日奈良から春休みの楽しみのひとつとして我々祖父母の許へやってきた孫娘2人が、午後の新幹線で奈良へ帰って行った。台風一過である。一昨日我々が新横浜駅へ出迎えて昼食をともに済ませた後、妻が若い娘たちに人気の原宿・竹下通りを案内し、彼女らがステーキをうんと食べたいというので妻がステーキ肉をしこたま買い込んでその日の夕食はステーキを賞味した。彼女らはステーキを2枚も平らげ大満足の様子だった。昨日は妻が1日ディズニー・シーを案内し、夕方私が自由が丘駅へ出迎えてフランス料理のディナーでもてなす。最終日の今日は妻が自由が丘のケーキ店でケーキをご馳走し、昼食を済ませて帰宅。すぐ新幹線新横浜駅まで車で送り、無事列車へ乗り込むのを見届けてわが家へ帰って来た。
私も精神的に疲労感を憶えたが、妻は3日間ほとんど孫たちと一緒に行動していたので、肉体的にも相当疲れたと思う。孫たちと一緒に寛ぐような機会はあまりないので、これも好い思い出になるわけだが、それでもすぐに同じようなチャンスがやって来ることはご遠慮したいというのが率直な気持ちである。
物怖じしない現代っ子の気持ちに付いていけなくなったが、少しでも心の内は知っておいた方が良いと思っている。テレビで歌番組を観ていても、「スマホながら族」で我々老人世代とはまるで趣味が違うのが良く分かる。一方で、高校へ進学する孫娘に漱石の「坊ちゃん」を読んだかと聞くとまだ読んでいないと言う。息子夫婦は割合読書家だが、その娘たちが「坊ちゃん」をまだ読んでいないとは意外でがっかりだった。私自身小5年の時に母親に勧められて読んだが、他の同学年生はどの程度「坊ちゃん」を読んでいるのか、興味深い点である。
それでも2人ともそれぞれハンドボール、バスケットボールに夢中で運動神経が抜群に良いので、その方面ではのびのびと才能を伸ばしてほしいものだと思う。