3932.2018年2月17日(土) フィギュア・スケートで金・銀メダル獲得

 平昌オリンピックで日本人金メダル第1号が誕生した。日本が期待するスケート男子フィギュアで、昨日行われたショート・プログラム(SP)首位の羽生弓弦選手が、今日フリー種目でも華麗に舞って優勝を飾った。今大会日本人選手金メダリスト第1号である。同時に、SPで3位だった宇野昌磨選手が2位に勝ち上がり銀メダルを獲得した。昨日日本人選手が1位と3位の時点で、テレビでは演技を繰り返し放映していたが、今日も何度も繰り返し見せられた。それにしても男女日本選手がフィギュアでこれほどの活躍をするとは、ひと昔前には想像も出来なかった。羽生選手は前回ソチ大会に次ぐ連覇で、これは66年ぶりのことだという。これからも彼の英姿は度々テレビで見られることだろう。

 ところで偶然と言えば、その通りであるが、今日はもうひとりの羽生さんは敗れた。これも大きなニュースになっている。日本棋院の朝日杯準決勝でこのほど人間国宝となった羽生善治永世7冠が、将棋界若手のホープである中学生の藤井聰太5段に敗れてしまったのだ。余勢を駆って藤井5段は決勝戦でも広瀬章人8段を破り優勝すると同時に、6段へ昇段することが決まった。僅か半月前に5段に昇段したばかりである。棋界最年少6段の誕生である。

 ニュースで「羽生敗れる」との文字を見たスケート・ファンの中には、一瞬羽生弓弦選手が金メダルを逸したと早とちりした人もいたらしい。今最も熱い2人「羽生」が、同じ時間帯に最高の勝負を賭けていたので、無理もない。

 それでもスケートの羽生選手は「ハニュウ」と呼び、将棋の羽生さんは「ハブ」と読むので外国人にとっては別人であることは明らかである。「ハニュウ」の活躍は日本スポーツ界にとっても大きな勲章であり、当分その栄光は日本人の記憶に残り、賞賛されることだろう。とにかく3か月前の足首の故障にもめげずによく戦ったと思う。ハニュウ選手、金メダル獲得、おめでとう。

2018年2月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com