3929.2018年2月14日(水) 日本、銀メダル3個、銅メダル1個獲得

 ヴァレンタイン・デイの今日、平昌オリンピックで日本は銀メダル3個、銅メダル1個獲得の成果を挙げた。男子スキー複合の渡部暁斗選手、女子スピードスケート1000mの小平奈緒選手と男子スキーモーグルの平野歩夢選手が銀、女子スピードスケート1000mの高木美帆選手が銅メダルを獲得した。お見事である。

 さて、確定申告受付期間は公式には2月16日から3月15日となっているが、昨日青色申告会で聞いたところではすでに受け付けているというので、今日玉川税務署へ昨年度の確定申告書を提出して取り敢えず今年初めの大仕事は片付いた。実は、申請に必要なマイナンバーカードはまだ発行してもらっておらず、通知カードのままだったのでそれをコピーして提出した。今後のことも考えてマイナンバーカード発行の手続きを行うべく、三軒茶屋のキャロットタワー内の世田谷区役所カード発行取り扱い支所で手続きを行った。約1カ月後に機密書類らしく特殊な「本人限定受取郵便」で送ってくれることになっている。

 ついては、今日の朝日朝刊「オピニオン&フォーラム」に掲載された、ポーランド自主管理労組「連帯」委員長だった元大統領レフ・ワレサ氏へのインタビュー記事が興味深い。偶々昨晩NHK・BS「世界の街めぐり」番組の中でワレサ氏が、自らが造船所で働いていたグダニスク市紹介にも登場したが、東欧革命でベルリンの壁が崩壊したきっかけを作った「連帯」で主導的立場にあった人物でもある。確かにその時代の活動は華々しく影響力は抜群だった。ソ連の影響下にあった社会主義国ポーランドは、自主的な行動によってソ連の手から離れて行き、東西の対立が解消されることになった。

 昨秋ポーランドを訪れた時、意外にも同国内でワレサ氏への批判的な声を聞いた。ガイドさんに聞いてみると確かに批判勢力は力を得ていると話してくれた。あれから30年で時代と状況が変わったのだ。

 今ポーランドは折角勝ち取った国民共通の自由の恩恵に浸るというより、国内は分断に向かっている。自由になって貧富の階層が対立し、分断が広がった。

 テレビで観たグダニスクの中世の雰囲気が溢れる街並みは、解説者によれば第2次大戦で壊滅的打撃を受けた後、戦後復興したものだという。この戦後復興の様子から推してもポーランド国民には僅か70年の間に中世の街並みを再建するだけのバイタリティがある。それが今や経済的にEU諸国の中でもやや遅れた印象が強いが、それはワレサ氏が懸念している国内の分断によるものである。先日訪れたワルシャワやクラコフの歴史的情緒の漂う街を創建する力のあるポーランドという国を、このまま経済的に立ち遅れた国にしておくのは実に惜しいと思う。ただ、意外であり不思議だと思うのは、苦労人のワレサ氏があのアメリカのトランプ大統領を、大衆が変化を求めていることを見抜いているとして評価していることである。

2018年2月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com