3913.2018年1月29日(月) 手紙による交流が段々厳しくなる。

 ここ数日の間に寒中見舞いの挨拶状をかなり頂いた。年末に親族の間にご不幸があったケースがほとんどだが、こちらとしてはその事実を露知らずお送りしたことに対するご返事である。その他には、健康が優れないので来年以降この種の挨拶状はご遠慮したいとの気持ちが書いてある。

 昨日もメールで先日送ったエッセイの知らせに対して、後期高齢者になり手紙を書くのが厳しくなったので以降遠慮したいと知らせて来られた。もちろんメールや、手紙のやり取りはお互いの気持ちが合って初めて出来ることなので、無理強いする気はさらさらない。

 ただ、段々このような辞退者が増えていくことに寂しさを感じる。今年も約600通ばかり年賀状を送って友人たちの近況を聞くことを楽しみにしていた。環境が好転したり、家族に祝い事があったり、新しい仕事を始めたり、それぞれに前向きな様子を知るとこちらとしても大いに励まされる。しかし、時が経ち本人の気持ちも少しずつ後ろ向きになる状態や、お迎えの馬車に乗って天空へ去って行くのを知るのは、何と言っても寂しいものである。

 さて、間もなく韓国の平昌で冬季オリンピックが開催される。北朝鮮と韓国が合同チームとして参加することが政治的にも大きなニュースとなり、開催に明るい話題を提供するかと思いきや、必ずしもプラス面ばかりではないようだ。

 韓国国内にはオリンピックを北朝鮮に利用されたとの声があり、相変わらず前景気はパッとしないようだ。韓国国民の間でも関心のある国民の割合が半数程度で、前売り券の販売もまだ70%程度だそうだから、大きな赤字が予想される。スキー場施設の設営のために森林伐採を行って、自然環境保護の立場から科学者らから強く批判されている。さらに新たに建設された屋内競技場がオリンピック閉会後にどのように施設が利用されるのか、明るい見通しが立っていないことである。

 韓国としては、折角開催する冬季オリンピックを何としても成功させたいと願っているが、政治的、且つ財政的にも問題を抱えて追い詰められている。次回2022年大会は北京で開かれるが、その4年後には札幌市が再び開催都市として手を上げている。過重な財政負担を背負い、オリンピック開催を辞退する都市が増えている。今世界では大きな規模でこのままオリンピックを続けて行くことが出来るかどうか岐路に立たされている。

2018年1月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com