受け取った年賀状を見ていて、訃報を知ることが結構ある。年末に亡くなられたために年末が迫っていたため、ご遺族が送る喪中の挨拶状が年内に間に合わず寒中見舞いをいただくことが多い。今年もそんな挨拶状を何通か受け取った。その中に従兄の他界を知らせる奥様からのハガキがあった。亡くなったことを知らなかったので、私が送った年賀状に対するご返事である。従兄は確か86歳で亡くなられた。71歳から80歳になる我々5人の兄妹もよく知っていた従兄だったので、妹に依頼して兄妹5人の名で今日お花を送ったところである。
年々周囲の親戚や友人が旅立って逝かれるのは実に寂しいものだ。これも運命と思えば受け入れなくてはならないが、実に切ない。若い頃には深刻に考えもしなかった憂鬱であり悲哀である。
それでも生きている間は前向きに少しでも前進しなければ生きている意味がないと考え直すことにしている。せめてあと5年はこの世に生息して、最低2冊の書を上梓し、毎日このブログを書き続けていきたい。
さて、今日から大相撲初場所が始まった。昨年来世間に醜態を曝け出していた。昨日セクハラ問題を起こした立行司式守伊之助に対する処分が発表された。初場所以降3場所の謹慎とその間の無給であるが、伊之助の辞職願を受け入れ夏場所後に協会を去るようだ。初日恒例の日本相撲協会挨拶では、八角理事長は最近の不祥事については一切触れず、それが反って深刻さを象徴していたようだ。館内からもその点を批判するヤジが飛んでいたようだ。2人の立行司が不在となり、結びの取り組みを三役格の式守勘太夫が、結び前の横綱稀勢の里と話題の貴乃花部屋の小結貴景勝戦を同じ三役格の木村玉治郎が裁いたが、緊張していたせいか玉治郎は早くも差し違いをして、敗れた横綱に軍配を上げてしまった。前途は厳しそうだ。
ところで、世界中から相変わらず人種差別がなくならないが、衣料品の扱いでは世界的に知られているH & M社の南アフリカの店舗が、販売広告が人種差別的だとして差別反対の暴徒に襲われた。原因はその広告に「ジャングルで一番カッコいい猿」と表示され、同社製の衣服を着たモデルに黒人少年を使ったのだ。つまり黒人は「猿」だというわけだ。何が面白いのか、無分別に過ぎる。こんな発想を安易にするから、差別主義者が益々増長し、差別は一向になくならないのだ。