今日びっくりするようなニュースがあった。千葉県市原市の養老渓谷を中心に地質調査の結果、その存在を確認したとするラテン語で「千葉時代」を意味する「チバニアン」という世界史の時代区分を組み込む答申を国際地質科学連合へ提出し、うまくすれば来年認められて、歴史上77万年~12.6万年前を「チバニアン」時代と呼ぶことが決定される。そうなると世界中すべての年表、教科書に「チバニアン」の名称が掲載されることになる。「チバ」が評価され名が上がることに森田健作・県知事を始め地元民は大喜びである。
その他にも地球の南北の地磁気が時を経ると逆転するということにも驚いた。過去360万年で11回も南北が入れ替わっているという。自然にはまだまだ未知で不思議な事象がたくさんあるようだ。
養老渓谷は高校時代に幕張小学校のクラスメートとともに、訪れたことがある。渓谷の両岸の岩が粘土質のように感じたので珍しいと思ったが、そういう場所がこんな世界的な事象に結びつくとは驚きである。あの時誘われて熟慮の末行って良かったと思っている
さて、昨日から大相撲九州場所が始まったが、スポーツの秋到来というところだろうか、プロ野球はオフ・シーズン入りしたが、各種の国際大会、国内大会も花盛りである。
このところ目を見張るような活躍をしているのが、スピード・スケート女子である。オランダのヘーレンフェインで開催されているスピード・スケート世界選手権種目別レースの500m、1000m、1500mの他に団体パシュートに続き、平昌大会から正式種目になるマススタートでも金メダルを獲得した。大したものである。男子があまりパッとしない中でそれを補うように女子がこれほどの活躍をするのは、頼もしい限りである。元来スケートは北欧諸国の独壇場だったが、近年中国や韓国のアジア選手が活躍するようになった。冬のスポーツとしては、女子スキー・ジャンプの高梨沙羅選手が目立っているうえに、男子ジャンプのソチ五輪で銅メダルを獲得した葛西紀明選手が連続8回目のオリンピック出場を目指している。だが、比較的水準の高かったフィギュア・スケートが、少々心配になって来た。ソチ五輪で金メダルに輝いた男子の羽生弓弦選手が、先日練習中に負傷して開催まで残り90日を切った平昌五輪までに立ち直れるか気になるところである。女子は浅田真央選手が引退して、日本人選手は最近の国際大会ではあまり芳しい成績を上げていない。
その他にもワールドツアー・ドイツオープン女子卓球のダブルスで17歳コンビが初優勝を遂げたり、ブルガリアで行われているトランポリン世界選手権で日本女子選手として史上初めてメダル(銀)を獲得した。
これから冬のスポーツは来年2月の平昌五輪目指して総仕上げに入ることだろう。国民を勇気づけてくれるスポーツ選手の活躍を期待したいと思う。