3830.2017年11月7日(火) トランプ大統領、次の目的地・韓国へ

 来日したトランプ大統領は、昨日皇居で天皇・皇后両陛下にお会いになり、午後は迎賓館で北朝鮮に拉致された被害者の家族らと面会し、彼らから話を聞いた。アメリカの大統領が拉致被害者家族と会うのはブッシュ、オバマ両大統領に続いて3度目であるが、今度は北朝鮮の核・ミサイル問題が騒がれ、日米両国が圧力をかけている時だけに北朝鮮の無謀で非人道的行為を世界へ向かってアピールするには絶好のタイミングと考えたようだ。トランプ、安倍両首脳は、緊密な日米友好関係を殊更アピールしていた。

 最大の日米協調は北朝鮮に対して強硬姿勢で圧力をかけることだった。併せて南シナ海で海域拡大を画策している中国へもプレッシャーをかけることも狙っていた。そのために両首脳は、「自由で開かれたインド太平洋」を目指し、日米の協調体制のうえで中国シルクロード経済圏構想である「一帯一路」が中国独自の権益拡大を求める足掛かりになっている現実を懸念している。トランプ大統領は、中国を牽制する意味からも日本にも軍事力装備を拡充させるとの考えから、日本に防衛装備品の購入を決断させた。これにより幾分かの日米貿易赤字問題を解消させ、トランプ大統領としては事前に抱えていた大きな課題のひとつをクリアすることが出来た。しかし、思いがけず武衛装備品に国民の税金で1兆円もの高価な支払いをさせられた日本側はそれで良いのか。国会からはそんな議論はまったく聞かされていない。

 夜は迎賓館で歓迎晩餐会を催し、トランプ大統領もすっかり気を良くして今日次の訪問国韓国へ向けて発った。

 韓国へ到着したトランプ大統領は、韓国で歓迎を受ける反面、市内には反トランプを掲げるデモ隊が押し寄せた。日本ではまったく起きなかった反トランプ・デモが堂々行われていた。これは韓国とアメリカの間には、協力体制に若干の温度差があり、失礼でない限り許されることであると思うが、日本ではどうして反トランプ・デモがないのか。呆れたのは歓迎晩餐会に元従軍慰安婦の女性代表を招き、トランプ大統領とハグしたことである。卑しくも国賓をもてなす場においてあるまいことか元慰安婦を招き、ハグまでさせるというのはどういう神経だろうか。昨日の拉致被害者との面会がクローズアップされたことを真似したのだろうが、この辺りは韓国政府の良識を問われる問題ではないだろうか。

 さて、昨日から自宅のリニューアル工事が再び始まった。今日から外壁の塗装が始まったが、家の周囲をビニール・カバーで囲われ、足場が組まれ、そのうえガラス張りの窓やガラス扉は濃い目のカーテンで目隠しをしていたが、雨戸も閉めるよう言われ家の中は真っ暗闇で室内では電灯を点けている。まるで朝から夜のようである。部屋から外の様子がまったく分からない。しばらくの間はこんな閉じ込められた状態に置かれることになる。

2017年11月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com