毎年この時期に高齢者用インフルエンザの予防接種を受けているが、先日そのつもりで掛かりつけの森内科へ出かけたところ、ワクチンが少なく予約しないと接種を受けられないとのことで無駄足を運ぶ結果となった。昨朝電話で医院へ申し込もうとしたところ、もうその日の分は予約受付がいっぱいとなったので、翌日以降に申し込んで欲しいと言われてしまった。今年は高齢者用予防接種ひとつを取っても中々思うように行かなくなった。区役所から送られて来た案内書を読むと「接種の際は、事前に医療機関に接種日やワクチンの在庫などをご確認のうえ、同封の『予診票』に必要事項を記入して、医療機関へお持ちください」と確かに書いてはある。そこで今日医院開業の8時半直後に電話して漸く受け付けてもらい、午前中に予防接種を受けることが出来た。
取り敢えず、インフルエンザに対しては予防措置をしたので、ホットしているが、偶々今夕7時のNHKニュースで今年はワクチンが不足していることを医師の話として伝えていた。昨年までの例から推してある程度予測出来そうなものだが、今年はどうしてそれが出来なかったのだろうか。
さて、未成年の高校生が喫煙、飲酒は禁止されていることは常識である。だが、学校によってはそうではないと考えている愚かな高校があることがはっきりした。有名校にでもなると自分たちだけは特別許されるとでも勘違いしているのか、サッカーの強豪校、宮崎県の私立鵬翔高校のサッカー部員数人がかつての顧問女教師とともに、昨年飲食店で飲酒、喫煙をしていることが分かった。この高校は2013年に宮崎県代表校として初めて全国制覇を成し遂げ、今年も現在まで県大会予選でベスト4まで勝ち残っている。
このスキャンダルについて反省して当面活動を自粛するとか、取り敢えず県サッカー連盟や高体連にお伺いでも立てるのが普通だと思う。ところが、同校教頭は、サッカー部の全国大会出場を願っているのか、全国高校の野球部がしばしば行うこの種の対応を取らずに、開き直ってまじめにサッカーに取り組んでいる生徒もいるときれいごとを言って辞退しない方針だという。気持ちは分からなくもないが、同じサッカー部員が禁じられた行為を行い、そこに止めるべき教師が同席していながらそのまま放任したのは、教育者としてはあるまじき行為であり、あまりにも常識から外れているのではないだろうか。
強ければ何でも許される。近年教育関係者のみならず、一般に非常識な行為が当たり前のようになっている。安倍政権の1強多弱の影響だろうか、怖い風潮である。ここはやはり高校としては、反省して一旦身を引いたうえで、出直してもらいたいと思うが、目前の優勝カップに目がくらんで将来が見通せないのだろうか。過ちを犯した鵬翔高には賢明な判断を望むところである。
さて、気になっていたスキャンダル続きの加計学園獣医学部の来年4月の開学が、文科省大学設置審議会によって認可されるだろうと伝えられた。不透明な安倍首相と加計孝太郎理事長の親密な友人関係から、獣医学部開学に対して政治的な関与があったのではないかとあれほど騒がれていながら、やはりそこには官僚及びその関係者は首相への「配慮」と「忖度」があったのだろう。これで闇の中に問題を引きずったままの加計学園問題は明らかになるのだろうか。