3794.2017年10月2日(月) どうなる?政界のゴタゴタ

 今日もテレビは、朝から衆議院解散と小池百合子都知事による新党「希望の党」結成に関する真意や、それに伴う民進党の動静が人事面も含めて大きな話題になっている。

 自民党と公明党は、この政策も固まっていない新党発足に伴う騒ぎに冷ややかな論評を行っている。

 慌てふためいているのは、渦中の民進党である。自己本位の前原党代表が、新党「希望の党」結成に際して充分な運動方針の合意を行わずに、新党への合流を決断したことが民進党を分裂させる原因となった。

 それにしても1か月前の代表選で前原氏と争って敗れた枝野幸男・党代表代行が、小池氏と話し合いをした前原代表から、新党合流に伴う諸々の合意事項を聴いていなかったという怪には、驚くとともに、党の代表者である代表と代表代行がこんな信頼関係では民進党が発展するわけがないと思った。前原誠司という代表が疫病神的存在であることが改めてはっきりした。

 結果的に民主党から党名を変えて間もない民進党はこうして空中分解することになった。党員それぞれが自らの裁量と決断、そして実力で往くべき道を歩んでいくより仕方がない。

 かつて民主党の中心人物で「希望の党」から受け入れを拒否されそうな菅直人元首相、野田佳彦元首相、岡田克也元副総理、安住淳元財務相、海江田万里元外相らは、「希望の党」の理念や政策が自らの考えと合わず、それぞれ無所属で立候補することを公表した。また、最も前原代表に近い位置にいた枝野幸男代表代行は今日午後5時から記者会見を行い、新党「立憲民主党」を結成することを発表した。まだ事態は流動的で、この先総選挙までどうなるか予測することは難しいが、言えることは、政治家なんて国家国民のことは眼中になく、自分たちで好き勝手に遊んでいるということだ。

 国内でこんな無駄な行動をしている間に、昨日スペインではバルセロナを含むカタルーニャ州が住民投票の結果、カタルーニャ独立派が90%の得票を得て近々独立を宣言する模様である。これに対してスペイン政府は、憲法違反であるとして認めようとしていない。行方はどうなるだろうか。

 また、政治的とは言えないが、アメリカのラスベガスでカントリー・ミュージックの屋外ライブショーの最中に、会場の近くのホテル32階から一人の男が銃を乱射して、観衆らを殺害するアメリカ史上最悪の銃撃による大虐殺事件があった。現時点で50人以上の死者が出ているようで、まだその数は増えそうだ。この原因は、いつも銃撃事件が発生する度に言われるが、一般市民に拳銃の所有を認めていることにある。今度も少数派による銃保有制限運動が起きるだろうが、トランプ大統領とアメリカ社会は意に介さないだろう。こうして同じような事件が再び繰り返される。

 他にも許しがたいトラブルが今世界各地で起きている。まったく枕を高くして眠ることが出来ない危なっかしい世の中になったものだ。

2017年10月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com