3763.2017年9月1日(金) 民進党新代表に前原誠司元外相

 このところ日本スポーツ界の活躍が目立つ。女子バトミントン、男子卓球、男女レスリング、男女柔道など世界選手権で予想以上の金メダルを獲得して、2020年東京オリンピックを目標に勢いは加速している。

 そして昨夕もうひとつ日本列島を大興奮させた慶事があった。サッカー日本代表チームが宿敵オーストラリアを2-0で破り、来年ロシアで開催されるワールド・カップへ6大会連続6回目の出場を決めたことである。オーストラリアには過去2敗5分けで未勝利のまま分の悪い勝負をしていたが、昨日の試合はキックオフから終始日本が優位に戦っていた。とにかくスポーツファンにとってはうれしいニュースである。

 さて、今日は漱石の小説にも題材を取られた「二百十日」に当り歴史的にも台風に襲われる割合が高い日である。実際昨日から小笠原諸島周辺まで北上した台風15号がさらに本州へ近づき、関東地方は激しい風雨が予想されている。

 加えて今日は、大正12年(1923年)に起きた関東大震災を忘れないための「防災の日」でもある。その天災がらみの日に民進党では代表者を選出するための選挙が行われた。結果は戦前有利と言われていた前原誠司元外相が、対抗馬の枝野幸男元官房長官を破り代表に選ばれたが、民進党の再建を掲げ党内の結束を呼びかけるには、前原氏が適任だとはどうしても思えない。数日前の本ブログにも書き込んだが、前原氏のこれまでの不誠実にして無責任な仕事ぶりと人柄はとても信用出来ない。ひたすらパフォーマンスだけを露出させ、自らの言動に責任を持たないような人が、政党のリーダーとして果たして落ち目の党を盛り上げ引っ張っていけるだろうか。いずれ馬脚を顕わすと思うが、民進党にも任せられる人がいないなぁと思うと同時に、こういう不誠実な人をどうして選出したのかまったく理解出来ない。

 それにしてもテレビで全国へ生中継されるような大掛かりな選挙で、国会議員のうち8名が無効投票を投じ、3名が白票だったが、自ら所属する党のリーダーを決めるこんな大事な時に、これは一体何たることかと言いたい。棄権を示す白票ならともかく、敢えて8人もの議員が無効票を投じたのはいかなる考えに基づくものだろうか。これでは民進党の再建も覚束ない。前途多難だとつくづく思う。

 民進党の再建に危機感と絶望感を憶える。

2017年9月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com