3153.2015年12月31日(木) 2015年よ、さようなら

 2015年も押し詰まり最後の一日、大晦日となった。樋口一葉が描いた「大つごもり」のような重苦しく暗いイメージではなく、普段と変わらない快晴の一日である。どうしても1年を振り返らざるを得ない一日であり、この1年間を思い残すことなく過ごすことが出来ただろうかと振り返ってみると、毎年のことながらYESという回答は素直に出て来ない。ただ、サラリーマン時代と違ってノルマがなく、自由気ままに好き勝手なことが出来るので、つい自分に甘えて自分自身に過大なノルマを課さないから目標成就ということにならない。

 それでも今年の目標は、①ブログ連続3000回達成、②世界遺産175か所訪問、③男子の孫に目標の高校入学希望が叶ったらアメリカへ連れて行く、④毎日健康、だった。①は7月31日に達成、②は178か所訪問成就、③は8月初めにサンフランシスコに4泊6日で実行、④が一番容易そうに見えて、最後の土壇場で左膝の炎症と風邪をひいて呆気なく脱落してしまった。

 ①については、来年3500回を目標にしたいと思っているが、ゆくゆくは健康さえ許せば、5000回を目指したいと思っているが、その時点で2022年1月で83歳になっている筈なので、どうだろうか。②の世界遺産は現時点で178か所訪問であるのでクリアしたことになる。世界遺産登録前に偶々訪れていたために自動的に回数が増えたところがある。これも当面200回を目標にしている。

 さて、しばらく駒澤公園へウォーキングに出かけていないため運動不足を心配した妻が、少しは歩いた方が良いのではないかと言うので、ゆっくり公園へ向かったところ間断的に歓声が聞こえてくる。駒澤主競技場で全国高校サッカー大会が開催されているのだ。昨日は国立競技場を取り壊してしまったので、開会式もここで行われた。だが、予算が不足気味と言いながら、駒澤公園内にはサッカー場が4面もある。その内ひとつは、前東京オリンピックでサッカー場とホッケー場として使われたが、現在再建中で2020年までには完成する。他に体育館が再建中を含めて2つある。前回バレーボールとレスリング会場に使用された所である。駒澤公園は、正式には駒澤オリンピック記念公園という名をいただきながら、どういうわけだか正式には、2020年大会では使用されないという理不尽で無駄な計画となっている。予算が足りないなら遊んでいる施設をどんどん使えば良いのではないかと我々は考えるが、ドバイの王侯貴族並みの荒い金遣いに慣れたオリンピック組織委員会のメンバーには、こんな古い施設なんて使用する気持ちにならないようだ。

 しかし、ヨット会場にしても当初不使用とされた1964年時の江の島会場を使用することになったようだし、駒澤だってこれまでの朝令暮改から察するとこれからも使用される可能性があるのではないか。どうも無計画と朝令暮改が通り相場となっているのが、2020年東京オリンピックのようだ。

 今日お粗末なことをやってしまったことに気づいた。来年の年賀状約560通をすでに投函したが、その内住所不明で戻ってきたのがある。何気なくそれを見ると何と「2015年元旦」となっているではないか。うっかり「2016年」とすべきところを「2015年」としてしまったのだ。もう後の祭りである。一年の最後に来て、大チョンボをやってしまったことに気づいた。「終わり良ければすべて善し」だが、「終わり悪ければすべて悪し」となってしまうのだろうか。

 ともかく2015年は今日で幕を下ろす。嬉しいことに最後の最後になってグッド・ニュースが飛び込んで来た。数々ある化学元素のうち、新たな№113の元素に国際純正・応用化学連合(IUPAC)が日本の理化学研究所に名付ける権利を与えて、いずれ周期表に日本が名付ける新元素名が掲載されることになるそうである。もちろん日本が発見し、説明してきたからであるが、これはまったく初めてのことであり、アジアでも初めてで関係者は大喜びである。例え自分のことでなくても、残り火があって良かった。

2015年12月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3152.2015年12月30日(水) 今年の10大ニュース

 いよいよ今年も残すところ僅か2日となった。膝の具合が良くないうえに風邪までひいて、つい大掃除をズル休みすることになってしまった。

 ところで、正月が近づいて娯楽番組が活況を呈する筈なのに、2,3日前からテレビを観ても番組がどうもつまらない。しかも気のせいかCMが多いような気がする。番組があまりつまらないので、チャンネルを切り替えるとCMが目に入ってうんざりする。しかもそのCMが長い。その他にも各テレビ局とも年末の光景を大した内容も解説もなく映している安易な番組制作が多い。

 その中で神社について放映された番組を観ていて、お御籤の当る確率というのが、面白かった。普通は「大吉」が17%、「凶」が30%前後というのが一般的だそうだが、鎌倉の鶴岡八幡宮のお御籤には、「大吉」の割合が少なく、「凶」も少ないというのが面白いと思った。

 東京株式市場は今日が大納会で今年最後の取引となった。日経平均株価は前日比51円48銭高で19,033円71銭となり、4年連続の上昇で終値は19年ぶりの高値となった。今年1年の上昇率は9.1%、上げ幅は1,582円94銭だった。世間一般の受け取り方は別にして、アベノミクスを打ち出した安倍政権としては万々歳というところだろう。

 さて、今年の10大ニュースは、

1.大村智北里大名誉教授、梶田隆章東大教授ノーベル賞受賞

2.ラグビー日本代表、ワールドカップで3勝(優勝候補の南アフリカを破る)

3.「イスラム国」日本人殺害

4.マイナンバー始まる。

5.関東・東北豪雨で8人死亡

6.安全保障関連法成立

7.北陸新幹線開業

8.建物の杭データ偽装

9.TPP大筋合意

10.2020年東京オリンピックのエンブレム撤回

 だった。ニュースとしては功罪どちらとも言い難いが、何となく理解出来る選出である。ノーベル賞受賞は日本人として嬉しいニュースだった。もちろんラグビー日本代表の活躍は元ラガーマンとして驚愕するほど嬉しかった。最初妻から日本が南アフリカに勝ったと聞いて信じられず、まさかそんなことはないだろうと応えたくらいである。10番目にリストアップされた「2020年東京オリンピックのエンブレム撤回」もさることながら、新国立競技場の建設計画が白紙撤回となったことにも愕然とした。オリンピック開催前の準備段階でこうもスキャンダルが現われることは信じられなかった。日本の企画力、運営力からしてやり直しなんて予想も出来なかった。来年はもう少し晴れがましいニュースが選ばれることを願いたいものである。

2015年12月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3151.2015年12月29日(火) 中国政府、「一人っ子政策」を廃止

 北日本に猛烈な寒気がやって来て、今まで雪がなく休業状態だったスキー場も愁眉を開いてやっと営業出来るようになったようだ。今日は函館市内の市電が雪のため脱線して線路を塞ぐ状態となり、市内の交通に支障を来しているらしい。

 先日痛みがぶり返して整形医院で診てもらい湿布をしている状態だが、幸い痛みで目を覚ますほどのことはなくなった。ところが、うっかり風邪をひいてしまい、この数日鼻づまり状態になり、膝の痛みの時と同様夜中に目覚めることが3日ほど続いた。昨日かかりつけの森内科医院で診てもらい風邪薬を服用することになった。友人らから、風邪なぞひかないようにと言ってもらっているが、そんな折に油断から風邪の神をいただいて何ともサマにならない年の瀬となった。

 さて、中国では先月1979年から実施してきた人口抑制策「一人っ子政策」の廃止を発表した。中国政府は、これで新生児が年間300万人増え、2050年には労働人口が約3400万人増加し、問題となっている急速な高齢化社会への流れに歯止めがかけられると皮算用をしている。そんなに簡単に計算通り行くだろうか。

 この政策がスタートした時、かのマルサスの「人口論」なぞどこ吹く風で、果たしてこんな人工的な政策で自然の流れを抑えられるのだろうかとか、子どもに関する闇社会問題が出てくるのではないかとちょっと気になってはいた。

 現在でも富裕層の間には罰金を支払っても2人目、3人目の子どもを持つ階層がある一方で、貧困層の間では、人身売買とか、無届の子どものような大きな社会問題を発生させている。そして30年以上も経過した今になって、共産党政権は失政を修正することを余儀なくさせられるに至ったのである。

 ところが、現実には政府の願い通り若いカップルが2人目、3人目の子どもを生んで育てる気持ちになれるかどうか、難しい問題のようだ。最大の難問は子ども1人を育てるためにかかる養育費や教育費のような費用が昔と違ってけた違いに高額になったことと、社会構造が一人っ子社会に慣れて2人目の子どもを生み育てることに馴染まない生活環境になってしまったことである。

 戦後中国国内では、共産党政権の「人口が多いのは重要な財産である」との楽観的な人口思想のもとで人口増加政策が進められた。だが、それは二転三転して紆余曲折の末挫折してしまった。過去の乱暴な人口抑制策の犠牲とも言える「一人っ子政策」のツケを国ぐるみで支払う形となった今回の「ふたりっ子政策」によって、 はたして中国は一度失敗した共産党政権が願うような人口動態を創成することが出来るだろうか。

2015年12月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3150.2015年12月28日(月) 日韓外交交渉で懸案漸く合意

 日韓両国間の大きな懸案となっていた従軍慰安婦問題をめぐる協議が、両国間で急転直下合意した。アメリカ政府は歓迎声明を出し、メディアでは‘The New York Times’が「画期的な解決」とし、またイギリスのBBCも「歴史的な解決」と高く評価している。

 少々唐突な印象がある慰安婦問題解決に向けた動きは、今日日本から岸田文雄外相が韓国を訪れ、日韓外相会談で大筋まとまった。これほどの大きな懸案事項が両国の首脳会談でなく、外交のトップの話し合いで合意するというのは珍しいことだと思う。

 この合意の背景には、日本政府が旧日本軍の関与を認め、「責任を痛感する」とともに、安倍首相が「心からお詫びと反省の気持ちを表明」し、韓国政府が元慰安婦支援のための財団を設立し、日本がその資金10億円を一括拠出するということにも合意が出来たことがある。

 ここへ来て懸案解決の動きが出て来たのは、アメリカ政府が日韓対立の現状は東アジアの安全保障面で悪影響を及ぼし、まったく資することはないと早期の決着を求めていたことが大きく作用している。更に韓国国内の一部に最近になっていつまでも日本との対立関係が続くことは、現在経済が低迷している韓国にとっても決してプラスにならないとの声があり、韓国が一歩譲った形になった。

 しかし、問題は全面解決したわけではなく、ソウルの日本大使館前に建立された慰安婦をイメージする少女像を日本が撤去を申し入れているが、韓国政府は民間団体が建てた像で、直ぐ撤去することは出来ないが、撤去へ向けて行動すると韓国から言質を得たことに期待したい。更に、日韓国交回復50周年の今年、両国間に何らの友好的な動きがなかったことから両国政府に少しでも実績を残したいとの気持ちがあった。問題は50年前に日韓両国政府が日韓請求権協定で完全に、かつ最終的に解決とした問題が蒸し返された今回の事例を、再び繰り返すことがないよう「不可逆的」に解決されることを確認したことが日本政府を合意に踏み切らせたと考えている。それにしても「不可逆的」なんて難しい文言を使用しているが、化学で反応した場合に使う言葉で、果たして安倍首相には本当の意味が分かっているだろうか。

 さて、先日あれだけすったもんだした食料品の軽減税率が政府与党内で決着してから、その直後にホッとした隙間を突くように、自民党と公明党が手に手を取って鮮やかに新聞購読料の軽減税率を簡単に決めてしまった。メディアでも話題としてさほど取り上げない新聞の軽減税率適用には少々唖然としていた。ひょっとすると見えないところで裏取引があるのではないかと勘ぐっていた。

 元々「聖教新聞」は、学会員が購読しているが、今や読売、朝日に次ぐ購読者数公称550万を数える「隠れた大新聞」で、創価学会を支える財政基盤になっているらしい。自民党もこの学会員の不評を買いたくないあまり公明党の計略に妥協し、新聞の軽減税率の片棒を担ぐ羽目になったようだ。ちょっと姑息なやり方のような気がする。

 月刊誌「選択」1月号によると、9月に成案した安保関連法案に賛成した与党公明党に対して、支持母体である創価学会員が猛烈に反対していたが、この詫びとお返しで公明党が創価学会の機関紙「聖教新聞」への増税を見逃すために新聞の軽減税率適用を実現させたと見られているようだ。

 「編集後記」では、「消費税の軽減税率の対象に宅配新聞がスルッと入った、その理由は政権与党と新聞社が談合したから。引き換えに、生ぬるい政治記事しか読者に読ませないようにするなら、何のための民主主義の責務やら、失笑噴飯な話だ」と手厳しい。実際その通りだと思う。

2015年12月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3149.2015年12月27日(日) どうしてメディアは不遜で不誠実なのか?

 今朝郵便受けから朝刊を取り出そうとしたら郵便物がいくつか入っていた。日曜日の、しかも朝のうちに郵便配達物が届くようなことはこれまでなかった。その内の1通が傲慢なテレビ東京からの返信である。

 これまでも何度かテレビ東京とのバトルについては本ブログに取り上げたが、今朝受け取った誠実味のない手紙を読む限り、テレ東戦終戦はまだ先の話になりそうだ。朝日新聞ともバトルの最中にあるが、両社ともにオレ様意識紛々の胡散臭いメディアそのもので、不遜にして読者(視聴者)を上から目線で侮蔑し、読者と正面から誠実に向き合おうとしない。例えば、朝日は、考えは言い尽くしたので、これ以上対応しないと一方的に最後っ屁をふっかけようとしている。今日のテレビ東京にしても社長が私に会うことはなく、返信もこれを最後にしたいと一方的に彼らお得意の頬かむりと逃げの一手である。

 とにかく、社長は世間に対して天皇気分でいるらしく、いくら書状を差し上げても返事はなく、上司は部下に面倒なことはすべておっつけて事態を自ら解決しようとの気持ちがまるでない。止むを得ず、番犬である部下が嫌々ながら返事を寄越す。それが問題を考え違いするくらい的外れで、規律なんてまるでなく、一般の営業会社では考えられない対応である。大体会社自体が読者や視聴者を舐め切って、質問に対してまともに応えないか、或いは的外れのまま応えるだけで、謙虚さや誠実さは微塵も感じられない。それぞれの社内綱領やコーポレートガバナンスに掲げられた高い企業倫理観とか公共的使命、読者の声や外部の声に謙虚に耳を傾けるなどと出来もしないお題目だけは並べ立てておきながら、それがまったく実行されないのだ。モラルなんてまったく見られない。それを問い詰めると言葉が還って来ない。

 所詮メディアなんて綺麗ごとは言うが、自ら社内ルールをぶち壊し、虚報を流して外部に黙っているのが実情である。それを恥ずかし気もなく居直って開き直るところは、図々しいと言うか、傲岸不遜と言うより他に言葉が見つからない。

 具体的に当方の要望に応えてくれない実例として、朝日を例に取れば「高齢者の地方移住を」と朝日姥捨山説を朝刊のトップ記事に取り上げ、多くのお年寄りを憤慨させたことを指摘されるや、これは地方創生会議の提言であると言い責任を地方創生会議に押し付けたまま逃げる。そのように誤解させた記事について朝日に責任を追及し、それなら朝日の社論を堂々と開陳すべきではないかといくら尋ねても返事はない。

 テレビ東京に至っては、10月1日放送の「アンサー 潜入テレビ初!飢餓の島で見た戦争」の中で、ガダルカナル島における民間団体の遺骨収集事業の間違った報道については、素直に間違いを認めようとせず過去の政府の遺骨収集のやり方を批判するばかりである。戦没者、遺族、旧厚生省、日本遺族会らの気持ちを冒涜するような報道内容だった。だが、彼らはその取材に自信を持っているとの返答をもらったので、取材の根拠を提示するように求めたところ守秘義務で応えられないと担当プロデューサーからは不誠実な返事しか得られない。

 ともかく朝日もテレ東も面倒な外部人間の問い合わせを無視し、具体的な質問に対しては何とかはぐらかして遁走しようとの気持ちがありありである。相手は中々手強いが、あらゆる手段を尽くして、この傲慢で不誠実なメディアを追い詰めて、納得出来る回答を引き出してみたい。

2015年12月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3148.2015年12月26日(土) 車検後間もないマイカーを修理へ

 マイカーのフォルクスワーゲン・VW<POLO>の具合が、急に悪くなった。6月に車検を済ませたばかりである。先日来エンジン起動時に時折具合が悪くなることがあって、数日前近所へ出かけかけたところ突然揺れが激しくなりゲージの黄色いランプが点滅し出した。慌てて自宅へ戻りガレージに入れて説明書を見てみると、黄色いランプの点灯はエンジン・オイルに不具合が発生したことが原因とある。

最近VW社はアメリカで自社ディーゼル車の排気ガス検査を誤魔化して世界的に信用を失い、販売数を落とし、トップ人事の交代があったばかりである。マイカーはディーゼル車ではないので、件の不祥事とは直接関係はないかも知れないが、VWが信頼感を失った時期と重なる故障だけにどうもすっきりしない。車を運転してVWの販売代理店で調べてもらおうにも走行中に動かなくなったのでは困ると思い、VWに電話で相談したところ保険証がレッカー車の牽引を保証しているから、保険会社でレッカー車の手配をしてもらえるとのアドバイスをもらった。すぐ東京海上に相談しレッカー車の手配を依頼すると、しばらくしてレッカー車が来てマイカーをVW販売店へ牽引してもらった。その後VWから修理に4日間かかり、費用もかなりの高額を知らせてくれたが、かつて日産やトヨタ車に乗っていた時には、このような故障はなかった。つまりこんな手間と費用がかからなかったのだ。ついVWに愚痴を言うとVWのエンジニアーは以前トヨタに勤めていたが、確かにこの種の故障は輸入車に多いと聞かされ、ちょっとがっかりしたところだ。

 車がステータス・シンボルだったのは、一昔もふた昔も前のことで独身時代に一時OPEL車に乗っていたことはあるが、使いやすさやメンテナンス、費用などを考えると、やはり日本車の方が利用し易いと半世紀以上もマイカーに乗ってみて最近になって痛感している。年齢的にも現在のVWを買い替えて新しい車を購入することはもう考えていないので、私のマイカーのゴールはやや不満足感の伴う外車で幕を下ろすことになる。

 しかしながら、車のない生活というのは、その便利さに慣れてしまうとちょっと不便だなと感じている。

2015年12月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3147.2015年12月25日(金) 来年度一般会計予算案決まる。

 2016年度の一般会計予算案が閣議で決まった。総額96.7兆円は4年連続して過去最大である。毎度言われている財政再建はまったく顧みられることなく、来年の参院選を視野に政府自民党は大判振る舞いである。加えて一億総活躍社会の実現へ向けバラマキに次ぐバラマキである。

 国家予算というと大学新入生時に、経済学部の学生なら国家予算ぐらい覚えておかなければいけないと経済政策の講師に言われて、総額1兆4192億4800万円を語呂合わせで「1兆良い国世は平和」と覚えたことを思い出す。爾来この数字をひとつの目安に何かと比較して考えてきた。その1兆4千億円が今や百兆円に手が届くところまで伸びて来たとは、まさに隔世の感である。

 その中でも約1/3を占めるのが社会保障費で、これは少子高齢化の折有る程度予想されていたことでもあり、受け止めざるを得ない。ただ、どうしても支出面で放漫な印象は否めない。その最たるものが、低所得のお年寄りひとり3万円の支給である。防衛費関係が5兆円強に達する。長い間防衛費は全体予算の1%が歯止めとしてあった。それが一旦防波堤を超えるや今では5%強にまで増えた。歳入は、税収が対前年5.6%増であるが、その他は減収であり、国家財政の借金は増える一方である。

 予算に占める借金の割合は昨年よりは向上したとは言え、35.6%で先進国の中で最悪の水準にある。アメリカの借金依存度は11.9%、イギリスは6.5%である。海外投資家からは財政規律の緩みと見られている。この結果日本国債は相次いで格下げされている。

 この日本の借金依存傾向の解消は、税収の飛躍的向上と財政再建の実行以外には考えられない。今の政治家が自分たちの利だけを考えて政治を行っているうちは、残念ながら希望を持てない。

 さて、土曜日の明け方に左膝が強く痛み出したが、その後少しは収まっていた。それが、一昨日息子家族を訪れた際少々歩いたために、昨日朝も痛み出した。あまり歩かないよう注意していたが、やはり無理すると痛む。そこで今日かかりつけの松本整形医院で診てもらったところ、少し炎症があるようだとのことで湿布をして、来年まで様子を見ることになった。先生からはあまり無理して歩かないことや、重い物を持たないことなどに気を遣うようアドバイスされた。残念だが、当分ウォーキングも出来ないし、膝に負担がかかることも極力止めるつもりだ。

2015年12月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3146.2015年12月24日(木) 中国で人災による大事故

 テレビ朝日の「報道ステーション」で12年間キャスターを務めていた古館伊知郎氏が、来年3月を以って降板する。当番組は久米宏氏が切り開いた人気番組「ニュース・ステーション」を引き継ぎ、2004年アテネ・オリンピック開催の年にスタートして、視聴率もまずまずの成績だった。それだけに古館側にこれと言う失点があったわけでもないのに、なぜ止めるのかとの声が社内外からあり、テレビ朝日側も慰留に努めていたと聞く。古館氏当人は新しい分野の仕事をしてみたいと言っているようだが、そのまま額面通りに信じるわけにはいかないようだ。

 今年に入ってから2月に放送倫理・番組向上機構(BPO)が同番組の川内原発を巡る報道について意見書を公表したり、3月には元経産省官僚の古賀茂明氏の官邸バッシング問題を巡って番組内で激しい応酬があったり、とかくの物議を醸していた。

 それでも古館氏は自説を曲げず一貫した対応に終始していた。だが、政府・自民党が同番組と古館キャスターに対する不当な介入とも受け取られかねない、嫌がらせは加熱する一方だった。その後一応事態は収まったかに見えたが、古館氏の心中は複雑だったようで、官邸サイドの横やりとテレビ朝日の弱腰に許せないものを感じたのではないかと推察することが出来る。結局今日古館降板を古館本人とテレビ朝日が正式に発表して、古館氏は切り込み鋭く一本筋の通った硬派番組キャスターから去ることになった。後任に誰が就くのか不明だが、ちょっと惜しい気がする。

 さて、このところ中国の経済特区・深圳で土砂崩落による建物倒壊のため多くの住民が土砂に呑みこまれ今なお70人以上の行方が不明になっている。度々繰り返される中国の人災による大事故はひきも切らない。6月には湖北省の長江で客船が転覆して400人以上の犠牲者を出した。8月には天津市内の倉庫爆発事故で170人以上が亡くなっている。このような大型の災難が起きるというのは、国の管理が十分徹底していないこともあるが、同時に国と国民の間に人命の大切さとそれを守るべき安全対策への理解と考えが充分でないところに根本的な原因があると思う。

 特に中国政府の安全対策は不充分で、法整備も充分でなく、この種の事故が発生すると情報公開どころか、事故を隠蔽しようとする姿勢が露骨で、このままでは更に度々事故は繰り返されるのではないかと心配でならない。

 最近大気汚染について北京市内では頻りに赤色警報が出されている。PM2.5を超える汚染度の高い日が3日間も続いた。日本の最悪の汚染に比べても10倍の酷さである。これに対して現時点で政府は何の防止対策も打ち出していない。国としてどうすべきか、また今後の防止策を国民に対してまったく説明しようとしないのだ。ただ、出来るだけ外出しないように、或いは外出する時は、必ずマスクを着用するようにとおざなりの注意をしているだけである。これでは、国民に対して健康面で何の手も打たないのと同じ事だ。

 中国政府はもう少し国家、国民に対して優しく責任を果たすべきだと思うのだが、所詮日本人がいくら言っても片腹痛いだけで、余計なお世話だろうか。

2015年12月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3145.2015年12月23日(水) 天皇誕生日に年賀状について思う。

 昔風に言えば、今日は天長節である。今上天皇は82歳になられた。多少持病をお持ちのようだが、普段は皇后陛下ともども公式行事をこなされるために、全国各地へお出かけになっておられる。その中で特に目につくのは、太平洋戦争戦没者と原爆投下で亡くなられた犠牲者を慰められるために戦地と被爆地へ、そして東日本大震災の被災地へ被災者の激励のために毎年のように出かけられていることである。両陛下は今年4月には激戦の島、パラオ諸島を巡拝され、来年1月にはフィリピンへ慰霊にお出かけになる。暑い土地ゆえあまりハードスケジュールにならないことを願っている。

 さて、今日は天皇誕生日とあって祭日である。横浜に住む二男家族から、妻ともども一日早いクリスマス・パーティに招かれた。まもなく5歳の長男と2歳の長女に恵まれ、小さいながらも何とか一戸建てを手に入れ、幸せいっぱいの様子だ。まぁこれで当面は満足すべきだろう。正月には彼らと軽井沢へ1泊旅行を楽しむことになっている。

 ところで昨日までに予定していた年賀状は書き終え投函した。今年は560枚を書いた。会社勤めをしていた頃に比べればかなり減った。だが、現在の閑職から考えれば、同じような年代の友人らに比較すれば枚数は多い方かも知れない。一方で年賀状欠礼のお便りをいただいた方が22名様もおられた。同時に数年前から今年を最後に来年以後年賀状の交換を辞退される知人がぼつぼつ現われて寂しい気持ちはあるが、本人の気持ちを受け入れないわけにはいかない。これから年々こういう人たちが増えることだろう。

 しかし、いただいた年賀状を読んでいると親しく付き合っていた頃の元気な友人や知人の姿が目に浮かんできて、思わず彼らの身の上に思いが至る。知らなかったことを知ることも出来る。それに私には年賀状を教えてくれた小学校の恩師がいた。大分前に亡くなられた恩師は手書きで万年筆を使って一枚一枚真心込めて書きなさいと言われた。その気持ちは今も消えることはない。従って文面は印刷するようになっても、宛名書きだけは相手を思い浮かべながら万年筆で書いている。それがせめてもの年賀状を書くための心得ではないかと思っているからである。

 一方で、お正月にどれだけ楽しい年賀状をいただけるだろうか、今から楽しみにしている。

2015年12月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3144.2015年12月22日(火) FIFA不祥事と新国立競技場建設案決定

 今日は冬至である。日中時間が1年で最も短いというニュースより、エルニーニョ現象による地球温暖化の記事が幅を利かせている。今月パリでCOP21が開かれ、世界196カ国が参加してその原因である二酸化炭素削減について長時間話し合ったばかりである。

 今日の新聞記事の最大の話題は、いずれもスポーツがらみで朝刊が国際サッカー連盟(FIFA)会長ゼップ・ブラッター氏と副会長ミシェル・プラティニ氏の汚職に伴う8年間の資格停止処分である。夕刊は散々世間を騒がせた新国立競技場の建設案が決定した話題である。

 前者では、2人のFIFA実力者が個人的欲望から職権を乱用して長い在任期間中に悪事を行っていた。テレビ放映権料など公金を私用に使っていたこと以外にも、ワールドカップ開催地決定に権力を行使して、賄賂を得ていたというから欲の皮が突っ張った言語道断の行為である。しかも、ブラッター氏はFIFA事務局長として17年、会長として17年の計34年間FIFA内に留まっている。この間に内部で着々と実力と影響力を培ったのだろう。会長はこれを機に職を去り、副会長は次回会長選への立候補が難しくなった。

 しかし、2人はこの処分を不服としてスポーツ仲裁裁判所に訴えていきたいというから往生際が悪い。今や世界でも最も人気のあるスポーツであるサッカー界のトップが、このような非道徳的なことを行うとは何とも嘆かわしいものである。

 後者は、「木と緑のスタジアム」をコンセプトにした建築家・隈研吾氏がデザインした案を大成建設が施工することで採用されることに決まった。隈氏は法隆寺五重塔にヒントを得たという。一見して最初のザハ氏のデザインに比べて、全体的に日本の環境に馴染んでいるし、ド派手な感じがしなくて東京オリンピックには合うような気がする。結果オーライだが、今回のドタバタはいただけない。後はエンブレム問題が一日も早く片付くよう希望する。そして、新競技場建設が工期に間にあい、2020年に晴れてオリンピックが遅滞なく開催されるよう願うばかりである。

2015年12月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com